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大学院

法廷遊戯

本書は法科大学院(ロースクール)に通う3人の学生が中心となっているのだが、法律を勉強する中で法曹の道へと進んでいく。しかし学生の告発をした差出人不明の手紙が届いた所から物語が始まる。 この手紙が起因となって不可解な事件が立て続けに起こる。3人の学生はその真相を究明すべく法律をもとに、解き明かしていこうとするのだが、様々な分岐が起こる。さしずめ裁判を行っているかのようなものだった。 事件と法律は密接 […]

嘘と絶望の生命科学

本書が出版されたのは昨年の7月。この時期に起こったものとして「STAP細胞」をめぐる騒動が挙げられる。論文の掲載写真が別の実験から取ってきて貼り合わせたものであること、そして論文に大量のコピペがあったことが明らかになったという。その件で理研の管理体制が問題視されただけではなく、遺伝子・細胞研究の権威だった笹井芳樹京都大学再生医科学研究所教授が自殺する痛ましい出来事があった。その一連の出来事のみなら […]

米国製エリートは本当にすごいのか?

最近ビジネス書を見たり、雑誌を見たりすると諸外国の有名大学、もしくは大学院を卒業している方を見かける。そう言う方々はエリート教育を受けており、自分たちよりもすごい印象を持ってしまうのだが、果たしてそうなのだろうか。 本書の著者はそれについて疑いを持つ一方でそもそも米国の一流大学はどのような教育を受けているのか、そして学生はどのような方々なのだろうか、そして日本人のエリートはこれからどこに向かうのだ […]

ホームレス博士~派遣村・ブラック企業化する大学院

今となっては「大学全入時代」となっており、誰でも大学に入学する事ができる様になった。大学ばかりではない。大学院も門戸が広がりを見せるようになり、修士・博士号をもらう人も増えてきている。その方々はさらなる研究を求め、研究機関・大学・企業に進むのかと思ったら、専攻していたものとは全く関係ない仕事に就く、あるいは仕事が無い状態にある博士も存在する現状がある。それらのことを「ホームレス博士」と呼んでいる。 […]