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妄想

行った気になる世界遺産

いきなり本書を否定するようで申し訳ないのだが、名所などは実際に行かないとわからない感覚がある。もちろん行った先の所について書かれている本は何冊もあり、なおかつインターネットを開いてみると、紀行文や感想、さらには名所の紹介など細々と書かれている。そのためか、本書のように「行った気になる」ことは容易にできる。 しかしながら昨今はコロナ禍であり、状況は緩和されているとはいえ、まだまだ旅行へ行くにはハード […]

インスタント・ジャーニー

もしも世界一周の旅をするのであれば、数ヶ月ほどかかるかもしれない。しかも昨今は新型コロナウイルスの影響により、入国制限している国もいくつかあり、なおかつ旅行をするにもどうしても避けてしまうような時である。 ただ、空想の「旅」であれば、いつでもどこでも、何度でもできると言うのだから便利である。しかも本書はそれを行うことができるショートショートの一冊である。本書の帯には「1話5分」とあり、しかも全部で […]

脳はどこまでコントロールできるか?

脳のコントロールというと自己啓発や脳科学と行った類いなのだが、その類いのなかで学者やビジネスの成功者がひけらかしているのだが、もっとも本当にコントロールできるのかというと首を傾げてしまう人も少なくない。本書の著者もその一人であるのだが、そのコントロールをするための成功を導くのか、その妄想と心理を取り上げている。 第1章「成功者は妄想する」 成功を導くためにはイマジネーションが大切であるという。その […]

他力本願―仕事で負けない7つの力

「スカイ・クロラ」や「イノセンス」など数多くの名作を生み出す押井守氏。押井氏は日本アニメ界にとって最も注目する監督の一人として挙げられるのだが、事実押井氏がいかにして作品を作り上げていくのか、本書では「●●力」という形で取り分けながら、なおかつ映画が出来るまでのプロセスについてを綴っている。 第1章「対話力」 まずは映画を作る根幹になる「企画」である。企画は一人でつくるもののように見えるのだが、実 […]

妄想気分

自分自身は、いろいろなことを妄想する人間である。読んだ本・観たアニメや映画の内容から、もし自分だったらどのようなストーリーにすることを描き、さらに感じたことにさらに自分の考えを加えることで、楽しんでしまう。そのことで仕事がはかどらない時もあったのだが、今では空いている時間で妄想をする。 私ごとはさておき、著者も作家活動をやっているなかで「妄想」にふけることがあるのだという。本書は作家活動、さらには […]

団塊モンスター―“妄走老人”たちの事件簿

価値観や常識は時代とともに移ろいで行く。しかしその時代に取り残され、昔の価値観や常識を振り回し、周りを辟易する人がいるのだという。本書のタイトルは「団塊世代」におけるそのような人たちにスポットライトを当てているが、すべての「団塊世代」ひとがそうではなく、かつ「団塊世代」ではなくても、昔の価値観を振り回す人もいることを前置きとして加えておく必要がある。 第一部「妄走老人」 「団塊世代」の多くは企業が […]