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定義

サクッとわかる ビジネス教養 行動経済学

「行動経済学」とは、 実験などで観察される人間行動を基に構想された経済学。ホモ‐エコノミクスを前提とする経済学の非現実性を克服する意図をもつ「広辞苑 第七版」より とある。経済学の中でも特に実践的かつ、ビジネスの要素でも扱われやすい分野とも言える。その一方で「経済学」であるため実践的でありながらもとっつきにくい分野とも言われている。本書はこの「行動経済学」を基礎から学び、ビジネスの場においてどのよ […]

時間は存在しない

「時間」と言う概念は、哲学的にも長い間問われ続けている命題である。もっとも私たちの生活の中で「何時何分何秒」というように多かれ少なかれ「時間」を意識しながら生活を送っている。その生活についてどのようにとらえるべきか、哲学者によってもまちまちである。 そこで本書である。本書は物理学的な観点から時間そのものは存在しないことを主張している。なぜ時間は存在しないのかその根拠を掘り下げている。 第一部「時間 […]

「かわいい」のちから 実験で探るその心理

もはや「かわいい」と言う言葉は世界共通語になりつつある。もっともかわいいは英語で「cute」とあるのだが、日本の文化を可愛いと称するときは「Kawaii」と主張したり、書くこともある。その「Kawaii」に対して、昨年10月頃インターネットにて「差別用語」だと主張するものも出てきている一方で、それについて反論する人も出たというニュースもあった。 ほぼ世界的にも認知されている「かわいい」は人によって […]

影響力の心理~The Power Games~

影響力はどのようにしてつくられるのか、そこには人の心理がどうも働いているのだという。その心理はどのようなものなのか、そして仕組みとどのように使ったらよいのか、なども含めて取り上げているのが本書である。 第1章「影響力の仕組み」 そもそも「影響力」とはいったい何なのかというところから見始める必要がある。人に対してもあれば、情報に対してと行った側面もあり、様々な要素が絡むことも往々にしてある。その影響 […]

貧困の倫理学

日本でも十数年前から「格差社会」と呼ばれているのだが、その格差は世界に目を向けてみると近づいてはいるものの、それほどでもないような印象を持たれている。その格差の中で生まれる「貧困」。その貧困によって生活が脅かされ、最悪命を落とす人も少なくない。その貧困は倫理学的に何を意味を成しているのか、本書はその倫理における原則や主義における考察を行っている。 第1章「援助の救命モデル―シンガーの功利主義的援助 […]

ハーブの歴史

ハーブには料理に使われたり、お茶に使われたりすることがあり、様々な良い効果をもたらす側面がある一方で、「危険ドラッグ」と呼ばれるほどにまでなったハーブもある。その中でハーブはどのような歴史・定義を辿りながら、文化を彩っていたのか、そのことを取り上げている。 第1章「ハーブとは何か?」 ハーブと似ているものとして「スパイス」があるのだが、では「ハーブ」と「スパイス」の違いとはいったい何なのか、定義の […]

ぼくらは「数学」のおかげで生きている

私自身は数学が得意なためあまりそういった思いがないのだが、数学を苦手としている人は数学が無くなればよいと考えている人が少なからずいる。しかし数学は日常生活の中に必ずと言ってもいいほど存在しており、なおかつ数学における「定理」や「公式」もまた浸透しているのだという。本書はなぜ私たちの生活の中で「数学」が浸透してきたのか、 PERT1「ぼくらは大昔から「数学」に助けられてきた!」 日常生活の中で数学は […]

美の生理学―人はなぜ美しさを求めるのか

「生理学」と言う学問はあまり聞き慣れない。むしろ本書に出会うまでは一度も聞いたことがなかったと言っても過言ではない。そもそも人間として「生理」というのは必要なものであるが。けっこう女性の意味合いで取られることが多い。本来生理は辞書で引いてみると、 (1)生物体の生活現象と生活原理。 (2)月経。(「広辞苑 第六版」より) とある。本書はその中でも(1)の意味を求める学問だが、その生理学は「美」と密 […]

贅沢の条件

今の日本はまさに「ぜいたく」な社会である。日本のみならず、世界的な富裕層のなかにも「ぜいたく」を行っている方は多い。 と考えると、ふと自分自身考えるのが「ぜいたく」とは何なのか、という問いが頭に浮かんでしまう。その問いに自分は「お金に糸目をつけずによけいなものをたくさん買うこと」という答えを小学生の頃から持ち、同時に「ぜいたく」に関する嫌悪感を持っていた。 しかし、今となっては「金遣い」にしても「 […]

大学教授の資格

日本には様々な大学が存在するが、大学の数と同じくらい「大学教授」も存在する。大学教授もさることながら、準教授や助教とよばれる方々は教鞭にたつような免許を持っているのかと言うと、そうではない。大学教員の免許は小中高校と違い、存在しないのだという。 そう考えると大学教授は得体の知れないような存在のように見えてしまう。本書は大学教授の役割と資格について「謎」と呼ばれる部分を中心に紹介している。 第1章「 […]