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寅さん

愛と人生

かつて「男はつらいよ」と言う作品があった。その主人公である車寅次郎役には、長年渥美清がやっていた。その作品で当時子役だった秀吉は、寅さんと共に行方不明の母を探す旅に出たという一冊である。本書では「寅さん小説」という見慣れない分野にて定義づけられている。 そう考えると本書は「男はつらいよ」を知っている・知らないで評価は大きく分かれる。知っている方々であれば寅さんや秀吉を想像することができ、ストーリー […]

寅さんとイエス

見るからに特異なタイトルである。後者はキリスト教における絶対神として崇められている存在である一方で、前者は渥美清演じるフーテンの露天商であり、口八丁で様々なトラブルに巻き込まれながらも、強く生きる人間である。 全く共通点のない二者だが、実は意外な所に共通点が存在する。それは「風貌」と「ユーモア」である。疑わしいかもしれないが、その根拠について本書の中身に入っていこうと思う。 第一章「「人間の色気」 […]