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対話

サリン事件死刑囚 中川智正との対話

本書の著者は毒性学や化学兵器などの専門家である一方で、オウム真理教に関する一連の事件においてサリンの分析方法や、本書で取り上げる中川智正元死刑囚の面会も行っていた。2018年7月6日に死刑が執行された。その執行されたわずか1ヶ月足らずに本書が出版された。松本サリン事件や地下鉄サリン事件などの一連のサリン事件、そいて化学兵器・生物兵器製造の実態と、亡くなるまでの間の日々について面会や、事件の捜査を通 […]

対話する社会へ

「対話」は人間に限らず、動物の中でも大切なことである。いわゆる「コミュニケーション」であるのだが、その方法は口頭で話すだけでなく、手紙や、インターネットのチャットやメールなど様々な方法を用いて行われる。しかしながらその対話は関係を円滑にして行く上で非常に重要な要素であるのだが、そもそもそういったことが少なくなっているのだという。その現状と対話の重要性を本書で持って取り上げている。 第1章「思い出の […]

必ず結果を出す人の伝える技術

仕事を行っていくうえで、いろいろな人に「伝える」ことが大切である。その「伝える」技術をどのように鍛えたらよいのかわからない方も多く、それができないと、社内外のコミュニケーションを円滑にできないどころか、自分自身の価値を下げていってしまうことにもなりかねない。そのため「伝える」技術を鍛えることは大切である。 本書では「伝え方」はもちろんのこと「対話」「言葉」「講演」など伝えるための力をいくつかのポイ […]

他力本願―仕事で負けない7つの力

「スカイ・クロラ」や「イノセンス」など数多くの名作を生み出す押井守氏。押井氏は日本アニメ界にとって最も注目する監督の一人として挙げられるのだが、事実押井氏がいかにして作品を作り上げていくのか、本書では「●●力」という形で取り分けながら、なおかつ映画が出来るまでのプロセスについてを綴っている。 第1章「対話力」 まずは映画を作る根幹になる「企画」である。企画は一人でつくるもののように見えるのだが、実 […]

フューチャーセンターをつくろう ― 対話をイノベーションにつなげる仕組み

「フューチャーセンター」という言葉はあまり聞き慣れない。簡単にいえば「対話」を通じて「未来」を描く、あるいは変えていくきっかけを作る「場」を表している。詳しい話は第1章で書くこととするが、この「フューチャーセンター」はこれからの日本にとって必要な「場」となると著者も「フューチャーセンター」の創設者も主張している。本書はめくるめく「フューチャーセンター」とは何か、そしてその「場」から何を生み出し、生 […]

李登輝の実践哲学―五十時間の対話

おそらく私の尊敬する李登輝の本の中でこれほど本懐を示したものはないだろう。彼自身自分が学んだ哲学を実践し、学んだ学問を政治の世界で昇華し、台湾民主化を実現させたのだから。本書はその哲学の実践を李登輝自身が学び、実践したものを井尻氏との対談によって明らかにした一冊である。李登輝のことについて学びたい人にとっては若干とっつきにくいので、「李登輝学校の教え(小林よしのりとの共著)」、または漫画で「新・ゴ […]

大企業のウェブはなぜつまらないのか―顧客との対話に取り組む時機と戦略

著者の本荘様より献本御礼。 大企業のウェブについては社内言芸のクローズドなものを除いて就職活動などでよく見ることがあった。最近ではそれほど多くは見ないのだが。 本書は大企業がなぜウェブがなぜ詰まらないのかというタイトルだが、前書きで書かれているとおり「経営書」として経営学的観点から考察し、企業のウェブ戦略としてどのような方法であるべきかを指南している。 イントロダクション「本当の課題――大企業にと […]

目覚めよ仏教!―ダライ・ラマとの対話

今年の春ごろにチベット動乱があったのだが、この時と北京オリンピックの最中にダライ・ラマ猊下が会見される回数が増えてきた。チベット仏教にとっても今非常に深刻な状況に陥っており、チベット仏教が根絶されるのではないかという声さえも聞こえ始めた。とはいえ仏教の中でも最も過酷な修行を行い、悟りを開いているチベット仏教。日本ではそういった光景はあまり想像できない。しいて言うと昨年「堂入り」という宗派は分からな […]

どうした、日本―中川昭一と宋文洲の不愉快な対話

何か不思議な表題の1冊である。 本書は現財務大臣である中川昭一氏とソフトブレーン株式会社創業者の宋文洲氏の対談本である。簡単にいえば日本人の政治家と中国人の実業家の対談である。いかにも違和感のあり、表題にも書かれているとおり「不愉快」な会話であったように思える。しかし章が進んでいくうちにこういった考えが帯びてきた。 「決してわかりあえない関係ではあるが、「民同士」の会話だとお互いに共通する話題、そ […]

歴史和解は可能か―東アジアでの対話を求めて

まず表題から意見を言う。 「絶対に不可能」である。 実際日本は従軍慰安婦など戦争責任について河野談話や村山談話でお詫びをしているがそれに関する、もしくはその歴史的史実の値する史料というのが一切なく、何を根拠に誤っているのかよくわからないこと。さらに中国の江沢民政権下では数多くの反日・抗日記念館が建っており国家主席を引退する直前には日本に対して未来永劫このことを突きつけるよう幹部に指示したとも言われ […]