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岩波ジュニア新書

津田梅子―女子教育を拓く

少し前に「この空のずっとずっと向こう」にて取り上げたのだが、明治時代に入り、アメリカにて文化などを学ぶために「使節団」として100人を超える日本人が渡っていった。その中に女子留学生が5名いた。先述の本では吉益亮子を取り上げたのだが、本書で取り上げるのは、その5名の女子留学生で最年少である津田梅子である。満6歳でアメリカに渡ったが、その中で何を学び、そして「希望」をもって、女子英学塾(現:津田塾大学 […]

世界の神話 躍動する女神たち

世界にはそれぞれの場所における「神話」があり、その中でも「神」は存在する。日本でも八百万の神と数多あるが、海外における神話でも八百万とまでは行かなくとも、多くの神々が活躍していた。 その中でも本書は「女神」にフォーカスを当てている。「女神」とひとえに言っても、美の女神から強い女神、さらには一風変わった女神まで網羅している。 1.「絶世の美女神」 美女神というと、ギリシャ神話におけるアフロディーテの […]

親を頼らないで生きるヒント

本書、もとい「岩波ジュニア新書」は中高生を対象とした新書である。そのため、その方々のために、何をすべきか、そして何を考えるべきかを主軸としている。そう考えると本書はかなり当てはまってくる部分になってくるのではないかと考える。 その理由として、本書はある種の「親離れ」の生き方のヒントを提示している。中学や高校になってくると、思春期・青年期にあたるのだが、親離れを少しずつ行っていき、なおかつ多様な人間 […]

数理の窓から世界を読みとく―素数・AI.生物・宇宙をつなぐ

数学や理科を苦手とする方もいるかもしれない。しかし昨今の技術革新は数学・理科といった学問の進歩と、実用化に結びつけられたことによって成り立っている。 そのため数理というと、役に立たないように見えて、実は陰で役立っている。その数理の分野から世界はどのように見えるのかについて取り上げているのが本書である。 第1章「「数のふしぎ」のその先へ」 まずは数学である。よくある算数と言うよりも、数学における方程 […]

こころと身体の心理学

心と身体はバラバラのように見えて、実は一体となっていることが多い。なぜ「多い」と表現したのかというと、身体と心がバラバラになる人、あるいは身体とアイデンティティがバラバラになる人もまれにいるためである。 心理学というと見えないようでいて、実は身体にも関係してくるものもあるため、本書は心と身体の両方とで取り上げている。 第1章「人それぞれの身体感覚」 「心理学」というと色々な学問があり、特に「認知心 […]

コミュニケーション力を高めるプレゼン・発表術

コミュニケーション力を向上するためには手法は色々とあれど、磨き続けること以外に向上することはない。もちろん天性のものがあるのかもしれないのだが、あってもなくてもどうとなるものである。それはどのように「伝える」かを磨き続けることにある。その上で本書である。本書はコミュニケーション力を高める要素の一つとして「プレゼン」を取り上げている。 1.「プレゼンに臨む前に押さえること」 「プレゼン」を行う前に、 […]

カガク力を強くする!

「科学」はもはや私たちの生活には切っても切れないほどである。文明が生まれ、そし様々な技術が生まれるようになった。それも全て科学の恩恵によって革新され、進化をなし得る元の一つとして上げられる。その「科学」は新しい実験を行うために、仮説・検証などを行うことによる繰り返しになるのだが、その科学的な思考やコミュニケーションは私たちの生活の中でも必要なことである。その科学に関する新聞記者であり、現在は科学ジ […]

障害者とともに働く

よく「ダイバーシティ」と言う言葉を耳にしたり、目にしたりする。何かというと、 1.多様性。 2.多様な人材を活用すること。「大辞林 第四版」より とある。本書は特に2.を意味しており、多様な境遇があっても人を採用し、「ともに働く」事を見出すための動きを見せている。もっとも「働く」こと自体は、多様性な世の中であっても共通しており、なおかつ希望を持たせる事もまた必要である。本書は特に障害者とともに働く […]

10代から考える生き方選び

「生き方」を選ぶことは一度きりの人生の中で、幾度となく、選択に迫られる。かくいう私自身もどのような生き方をしたらよいのかわからない部分が多々ある。ただ一度きりの人生だからでこそ、小さいときから「人生」を考える必要がある。本書は10大を対象にして、働き方・ライフスタイルから人生をどうしていくべきかを様々なコースから考える。 1章「働き方から人生を考える」 「専業主婦(夫)」「大黒柱」「正社員」「非正 […]

博士の愛したジミな昆虫

昆虫というと、私の子どもの頃は昆虫採集を行うといった子どももいて、私自身も昆虫を捕ることもあった。いつしか私が虫が苦手になったのはまた別の話であるが。 それはさておき、ここ最近では昆虫食も認知が深まり出しつつある。最近のニュースだと無印良品が「コオロギせんべい」を販売し出したり、あるメーカーではコオロギビールなるものも出てきている。さらに言うと、食産業の代替として官民問わず食用の昆虫への研究も進め […]