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心情

人間の自由と物語の哲学―私たちは何者か

小説をはじめとした物語の中には登場人物がおり、周囲の人びとと織りなすことが多い。もちろん中には人間一人が出てきて、周囲の事象との関わりを描くケースもある。 もっとも登場人物たちにも、それぞれのアイデンティティがあり、なおかつ哲学があるのだが、本書は小説における登場人物を哲学的にどのよに捉えているのかについて考察を行っている。 第一部「哲学から小説へ―自由と主体をめぐる原理的探究」 小説において、登 […]

近所の犬

近所の犬というと、私自身はあまり良い印象を持たない。大学生の頃に下宿していた所の近くに番犬が何匹かいたのだが、近づいていくと確実に吠えるためであった。とはいえ犬は嫌いではなく、むしろ近づくなどなつく犬もいるため、結構好きである。 本書は実際にいる犬2匹をもとにして、その犬を基軸にした物語である。犬ならではの視点と言うよりも犬がいる中でどのような生活なのか、ユーモラスに描かれており、「犬のいる生活」 […]

モンスターの歴史

モンスターというと創作めいたような想像をするのだが、実際にいるのだろうか、本書ではそのモンスターが実在するのか、もしいるとしたらどのような歴史をたどっていったのか、そして現存するのかを取り上げている。 第1章「モンスターと世界の文明」 実際にモンスターは存在しないのだが、怪異と呼ばれる事象の中でモンスターとして取り上げられている文献は存在する。その中には日本における「妖怪」や「幽霊」なるものも存在 […]

泣いたの、バレた?

本書は2013年5月~2014年5月に「週刊現代」で連載されていたエッセイを収録されたエッセイ集である。この時代は安藤美姫もあれば、紅白歌合戦、三陸鉄道、ソチオリンピックなどの時事的な出来事もあれば、著者の普段の生活の中で思ったこと、感じたことを取り上げている。 テレビのこと、お芝居のこと、旅行のこと、仕事のことなどありとあらゆることすべて裾野を広げると幅広いのだが、一つ一つ著者ならではの気付きや […]