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悩み

親を頼らないで生きるヒント

本書、もとい「岩波ジュニア新書」は中高生を対象とした新書である。そのため、その方々のために、何をすべきか、そして何を考えるべきかを主軸としている。そう考えると本書はかなり当てはまってくる部分になってくるのではないかと考える。 その理由として、本書はある種の「親離れ」の生き方のヒントを提示している。中学や高校になってくると、思春期・青年期にあたるのだが、親離れを少しずつ行っていき、なおかつ多様な人間 […]

メディコ・ペンナ 万年筆よろず相談

実を言うと、恥ずかしながら私は万年筆は使ったことがない。ただ使って見たい願望は持っており、いつかペンと一緒にノートにしても、手帳にしても色々と記録するために使って見たいと思っている。 万年筆というと高級感がありながら「一生もの」というイメージが強くあるが、実際に文房具店に行くと、使い切りの万年筆も少なからずある。もちろんよくイメージする高級万年筆もあり、購入される方々もちらほらいる。 本書はその万 […]

神トーーク 「伝え方しだい」で人生は思い通り

仕事を行っていく上で「トークが苦手」と言う人も少なくない。かくいう自分も文章を書くのはそれなりに出来ていても、トークとなってくると、言葉に詰まる、あるいはいい言葉が出てこないといったことで、トークに対して苦手意識がけっこう強い。 しかしトークは思っている以上に「磨ける」スキルでありながら、「どのように伝えるか?」といった根幹に関してのことが言及されていない本も少なくない。そこで本書である。本書はト […]

15歳,まだ道の途中

15歳はまさに思春期の真っ只中にある。心的にも不安や悩み、葛藤が入り乱れるような時期でもある。その繊細な時期だからでこそ、思春期としての旅路についてどう示せば分からない人も多いかもしれない。本書はその道標の一つとも言える。 エピソード1「クラス、始動」 中学3年生、義務教育としては最後の学年と言える。学校によってはクラス替えがあり(ちなみに私の学校は3年の時クラス替えはなかった)、新しい人との関わ […]

わたしがわたしであるために GENUINE FRAUD

本書で取り上げる主人公は18歳でありながら、過酷な運命に苛まれるどころか「偽り」といった言葉で塗り固められた人物であった。特に後者においてその「偽り」が自らの首を絞めるようになり、「わたし」はどんな人間なのか、という悩みにまで転じるほどであった。 しかしその「偽り」で塗り固められたなかで、主人公は「真実」と「わたし」が欲しかったような印象だった。偽りのない「わたし」、そしてそこからつながる人たち、 […]

先生! どうやって死んだらいいですか?

何かタイトルを見ると「自殺願望」と思ってしまうような印象を持たれてしまうのだが、人間としての生き方、老い方、病との向き合い方、性差の考え方など、ありとあらゆる面において途方もない悩みを持っている。その悩みに対して詩人と宗教学者との対談・人生相談を元にして一つの考えを明かしている。 SESSION1「性をこころえる」 人は誰しも多かれ少なかれ「性欲」を持っており、恋愛感情もある。しかしながらその恋愛 […]

ちょっと困っている貴女へ バーのマスターからの47の返信

私自身バーに行ったことは数えるほどしかなく、なおかつ一人で行ったことは一度もない。そのため自分の想像ではあるのだがバーは他の客やバーテンダーとの他愛ない会話、そして酒とちょっとしたつまみを堪能できる場であり、また込み入った話のできる場というイメージを持つ。 本書はそのバーが舞台であり、悩み多き女性がマスターへ悩みを送った返信によって構成された一冊である。 第一章「恋の始まり」 男女の恋の始まりは突 […]

マイナス感情こそ手放すな!

人は誰しも様々な感情を持っている。自己啓発書の中にはマイナスの感情を捨てて、プラスの感情を持てというような本もあれば、本書のようにマイナスの感情こそ手放してはいけないというような本まで存在する。ではどっちが正しいかという反応があるかもしれないのだが、実際には答えはなく、人それぞれの解がある。 本書はマイナスの感情は人生の攻略において参考となると言うものであるのだが、それは一部でしかなく、「Q&AD […]

SNSカウンセリング入門―LINEによるいじめ・自殺予防相談の実際

学校における悩みはつきものである。その悩みに対してどのようにして解決していくか、自分自身で解決する例もあれば、相手に相談する例もある。その「相手」は家族に限らずとも、何も関係のない「第三者」に相談をする事がある。その「第三者」が悩みの相談窓口であり、対面や電話で相談するようなこともある。さらに言うと最近ではLINEをはじめとしたSNSでもって相談を行うこともあるという。その相談はカウンセリングにあ […]

つらい時は「やってらんな~い」って叫べばいいのよ

あなたはいつ・どこで「つらい」と思ったことはあるのだろうか。私の場合は四六時中「つらい」ような場面に出会ったことがあり、実感として思ったことも幾度となくある。そのような時にこそ気合を入れて前に進むことにしているのだが、そういったことでさえもおっくうに思ってしまうこともある。しかし本書の著者はそういう時にこそ「やってらんな~い」と言う風に叫べばよいのだという。本書ではその理由とともに、恋愛・仕事・生 […]