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捕鯨

イルカを食べちゃダメですか?~科学者の追い込み漁体験記

本書が出版されたのは2010年の7月、ちょうどドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ(THE COVE)」が世界で公開されたのだが、国内外で賛否両論の意見が相次いだ。特に日本では伝統漁業をプロパガンダとして扱われていたことに非難をし、逆に賛同する意見としては「イルカ漁の現状について知る事ができる」という意見がある。しかし手法について「隠し撮り」や「盗撮」といったことが使われるなどその面でも批判がある。 […]

鯨人

捕鯨問題というと、オーストラリアの反捕鯨の声が鋭くなった。それは今年の5月にオーストラリア首相にケビン・ラッドが再登板したことにある。日本では伝統的に調査捕鯨を行われており、刺身や加工食品などに使われており、需要はある。 捕鯨を行っている国は日本だけでは無く、ノルウェーもあれば、本書で取り上げるインドネシアもある。インドネシアの中でもレンバタ島と呼ばれる小さな島村では銛だけで鯨を仕留める捕鯨があり […]

日本の鯨食文化――世界に誇るべき“究極の創意工夫”

日本と鯨食の歴史は長く、古くは江戸時代に遡る。約300年もの間、日本は食やファッションなど鯨の恩恵を受けていた。しかし現在ではグリーン・ピースやシー・シェパード、さらにはオーストラリア・ニュージーランドなどの反捕鯨国の圧力により、捕鯨そのものが廃れ始めてきた。 本書は日本において捕鯨が発展したのか、そして捕鯨のメリット、鯨食文化について改めて問い直すことを念頭に捕鯨の良さをIWC日本代表代理を歴任 […]

クジラは誰のものか

今、それほどでもないが先日にはシー・シェパードが日本の調査捕鯨船を妨害工作をしたという事件があった。当ブログでも昨年末に「日本人とクジラ」でもって共生の在り方を主張してきたが、クジラについての再認識が必要であると考え本書を手に取った。 序章「クジラと人間」 捕鯨問題は日本の食文化にも大きく影響を及ぼすと考えると本書で言う「試金石」というのはまさにその通りであろう。捕鯨問題は環境問題や動物愛護の問題 […]

日本人とクジラ

昨今では「グリーンピース」や「シー・シェパード」による過激派反捕鯨団体による暴力行為が目立つ。反捕鯨のエゴのあまりそう言うことを行っているが、ではなぜ反捕鯨国は鯨をとってはいけないのか。逆に捕鯨国は鯨を取ることによるメリットはあるのか。日本ではクジラ肉を使った料理があるがそもそもいつごろからクジラ肉は食べられ始めたのか。本書は反捕鯨への批判ばかりではなく、クジラがいかにして食べられているのか、そし […]