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放送

メディアの驕り

メディアはよく「拡声器」と言う言葉を使うことがある。しかしながら、その拡声器はあたかも「サウンドミキサー」でドリフのコントのような声を変えるが如く、解釈で本来の主張そのものを変えてしまう、と言うことがしばしばある。 特に新型コロナウイルス関連の報道について、本来主張していることとは全く違う主張がなされ、Facebook上で抗議、あるいは説明をするといったことが度々見られた。もっともこのようなミスリ […]

日本アニメ誕生

日本で初めてテレビアニメが生まれたのは1963年、鉄腕アトムの第1作が放送開始してからの事である。それからもう57年の月日が流れたが、今もなお数多くのアニメが生まれ、映画になることもあり、鬼滅の刃をはじめ大ヒット作品も数多くある。本書はその日本におけるテレビアニメ誕生までの歴史と、誕生してからの歴史についてを取り上げている。実は本書の著者はこの鉄腕アトムの第1作のシナリオライターとして関わっている […]

放送の自由―その公共性を問う

「放送の自由」というと、かつては自由があったのだが、今となってはBPOなどの圧力から自由がなくなった、つまらなくなったといった声も少なくない。また放送自体も同じ内容の二番煎じ・三番煎じといったものから、内輪受けのようなものもでてくるなどもある。また報道については「自由と平等」が果たして担保されているのか自体が不明という有様である。本書は放送制度をはじめとした歴史を紐解きつつ、法律や倫理を当てはめな […]

「面白い」のつくりかた

新型コロナウイルスなど、暗い話題がここ最近では際だって多い時代である。だからでこそ「面白い」ものをつくりたい、もしくは伝えたい方もいる。ではどのようなものが「面白い」のかが分からないと言う方も少なくない。その「面白い」を見つけ、なおかつつくり上げていくためにはどうしたら良いのか、本書では企画・製作などの立場から伝授している。 第一章「そもそも「面白い」って何?」 あなたが「面白い」と感じるところは […]

テレ東のつくり方

「テレ東」ことテレビ東京は全国キー局の中でも異彩を放つテレビ局である。番組編成も独特であり、緊急時についてもほとんど緊急放送を行わない。そのことから「安定のテレ東」「テレ東伝説」とまで呼ばれた。 しかしながら主要キー局と比べて規模は小さいのは否めない。否めないながら独自の番組をつくり上げ、一定の人気を得たことは言うまでもない。その番組誕生までの裏側を制作者の立場で綴ったのが本書である。 第1章「「 […]

図説 日本のメディア

「日本のメディア」にも今となっては多岐にわたるのだが、メインとなっているのは、新聞・雑誌・テレビが中心となっている。さらに新興としてインターネットなどが挙げられる。もちろん広告にしても一種の「メディア」であり、メディアとひとえに言ってもニュースのみならず、マーケティングの一種にもなっている。 そもそも日本における「メディア」とはどのように定義し、なおかつそのメディアをどのようにして利用していくのか […]

スマートテレビ―スマートフォン、タブレットの次の戦場

私の家にはテレビがない。そもそもテレビを見ることがないためである。ただ年に1回実家に帰った時にテレビを見ることがあるのだが、地上波それほど観ず、だいたいはBSやCSといった衛星放送が多い。衛星放送だと専門に扱った放送が多いので、面白さがある。 本書の中身はスマートテレビだが、自分自身スマートテレビは見たことがない。色々な方法でテレビを見ることができ、なおかつテレビを通じてYouTubeなどの動画共 […]

オリンピックはなぜ、世界最大のイベントに成長したのか

先週からロンドンオリンピックが開幕した。昨日ようやく金メダル第一号が出てきはじめ、サッカーや体操、アーチェリーの分野でも活躍を見せた。 話は変わり、近代におけるオリンピックは1896年、ギリシャのアテネで開催されてから約120年にも及ぶ歴史がある。 そのオリンピックは「スポーツの祭典」として扱われる一方で政治利用の象徴として扱われることがある。昨今ではシリアなどの停戦協定での「五輪外交」と呼ばれる […]

ジャーナリズムの原理

ここ最近に限ったことではないが、「ジャーナリズム」が変容してきている。ジャーナリズムに関する本を頻繁に取り上げてきた3・4年前は重点的に取り上げてきた。そもそも「ジャーナリズム」という言葉は使われずとも、江戸時代の頃から「瓦版」などがその役目を担っていた。 現在となっては「新聞」や「雑誌」、「テレビ」と呼ばれる、いわゆる「メディア」がそれを担っているのだが、インターネットが広がりを見せることにより […]

Googleが消える日―情報学序説

今やもっとも有名な広告媒体、もしくは検索エンジンとなった「Google」だが、これがなくなるというのだがら本書のタイトルはにわかに信じがたいものであるが、不況により営業およびマーケティング部門を中心に約200人削減を行った。急成長を遂げたGoogleでさえも不況の波には勝てなかったようだ。 さて本書はというとGoogleを中心とした個人情報などの情報学についての序説を考察している、という所から考え […]