TAG

明治維新

男の愛 たびだちの詩

どうもタイトルを見ると、ある特殊な嗜好を持つ女性たちが群がるような表現になっているのだが、もちろんソッチの傾向はあるにしても、よく「男に男が惚れる」と言う言葉がある。正確に言うと鶴田浩二や東海林太郎で有名な「名月赤城山」にある一節にあるものであり、なおかつ「男心に~」となっている。 それがいつしか「男に~」となったのかもしれない。もっともこの「名月赤城山」の赤城山に縁のある人物として、一人は国定忠 […]

徳川家が見た幕末維新

1853年、ペリーが浦賀沖にやってきてから「幕末」は始まった。幕末は「激動」と呼ばれた時代なのだが、その時代の中で幕府はどの立ち位置にあったのか、新撰組の存在、さらには攘夷派の存在など文献を探してみると山のように見つかる。 しかし本書は幕末・明治維新を幕府、それも徳川家の立場からどのように見えたのか、本書は田安徳川家の末裔の視点から紐解いている。 第一章「徳川慶喜」 江戸幕府最後の将軍だった徳川慶 […]

東西豪農の明治維新―神奈川の左七郎と山口の勇蔵

明治維新はまさに「激動」と呼ばれた時代であった。新撰組や坂本龍馬、さらには薩長同盟など様々な人物が活躍し、約240年経った現在でも鮮烈な記憶を残し続けている。 さて本書はそのような所から少し離れた所、ちょうど農民にあたる人物たちがいかに幕末、そして明治維新を体験したのかについて神奈川の山口左七郎、山口の林勇蔵の2人を取り上げている。 前半は左七郎の生涯を取り上げているが、農業にまつわる日記、税や土 […]

明治維新 1858-1881

本書の副題に「1858〜1881」とあるが明治維新が果たされたのは1867年、江戸幕府十五代将軍の徳川慶喜が京(現在の京都)に赴き、政権をすべて朝廷に委譲すると申し出たことである(大政奉還)。1858年は「日米修好通商条約」が締結された年であり、実質的に「鎖国」が解消された。 そこから「幕末」と呼ばれる激動の時代に突入し、薩摩藩や長州藩、土佐藩など中心に幕府の時代から明治の時代に変わっていった。本 […]