TAG

映画化

身分帳

元々本書は1990年に刊行され、1993年に文庫化された。初めて刊行されてから30年後の2020年に本書を原案とした「すばらしき世界」にて映画化されたものである。 そもそも「身分帳」は実際に存在しており、拘置所に入所した人(容疑者・被告人など)の態度や経歴などが記載されている書類のことを表している。問題を起こしたり、面会を行ったりと、事細かに記されている。しかしどれだけ細かく書かれるかは拘置所のあ […]

護られなかった者たちへ

日本国憲法には第25条に「生存権」が定められている。条文を見てみると、 第1項:すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。 第2項:国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。 とある。それを守り、実行するために「社会福祉制度」ができ、さらに見ると「生活保護」などのセーフティネットがある。しかしその制度の行使によっては解釈 […]

機械男

本書のタイトルである「機械男」を見ると。「電車男」「電波男」「聖書男」に続いて新しい「男」が誕生したのか、という邪推が出てきてしまう。しかも本書が出版されたのが2013年。何とも「男」シリーズの最新作と言っても過言ではないとも考えられる。 妄想はここまでにしておいて、本書は「機械」しか愛せない男の生き様を描いている。そう考えていくと二次元しか愛せない男の恋を描いた「電車男」にも通ずるものがあるのか […]