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東京

言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか

M-1は2001年からスタートし2011年から2014年までの休止期間はあったものの、現在もなお続いている。なお優勝者のほとんどは吉本興業であり、それ以外の芸人が優勝したのは過去に3組しかない(最後に受賞したのは2007年のサンドウィッチマンである)。20年ほど歴史のあるM-1はなぜ関西、もとい吉本が席捲しているのか、そして関東芸人はどう立ち向かうべきか、そのことを取り上げている。 第一章「「王国 […]

東京日記6 さよなら、ながいくん。

著者自身が20年以上にもわたってエッセイとして日記を描き続けていることに驚きがある。エッセイと言うよりも、普段の日記でも多くの人は三日坊主になることが多く、1年2年続けて良い方ではあるものの、なかなか続けられないといった実情がある。それを20年続けるとなると、根気もさることながら、続けるための気づきへのアンテナを持つことが大切になる。 おそらくこの20年以上続いている日記がナレッジバンクとなり、多 […]

愛が嫌い

「愛」と言う言葉を好いている人もいれば、本書の登場人物に出てくる人のように嫌いな人もいる。それは人それぞれと言った方が良いのかもしれない。 本書は愛を憎むと言うよりも、軽んじた「愛」を嫌い、自分自身の日常を取り戻すと言った物語である。その中には大人になれていない人々がおり、自分自身を見つけ、つくっていくためにもがき苦しんでいる姿がここにあった。 また本書はあと2編あり、「しずけさ」と「生きるからだ […]

ヘディングはおもに頭で

大学受験という重要な試合に敗北し、浪人という再試合を待ちながらアルバイトを転々としながら、フットサルに思いを馳せる青年の物語である。主に東京の北千住や永田町など東京23区近辺を舞台に描いている。しかしフットサルに目覚めたのはちょうど大学受験に失敗したときであり、完全な初心者の状態から始まった。その初心者の中でドリブルやヘディングと言った技術をフットサルの試合を通して、磨いていく一方で、読書会にも参 […]

東京田園モダン

元々著者は社会や経済についての本を取り上げることが多かったのだが、地理的な本を上梓するのは珍しい。本書は何かというと東京案内の一冊であるのだが、少し異なる点としては昭和や大正時代における名残を探すというものである。 第1章「北区 イギリス田園都市の発想は飛鳥山からだった!?」 京浜東北線、もしくは東京メトロ南北線の王子駅から歩いて5分の所に「飛鳥山公園」がある。桜の名所で知られているのだが、八代将 […]

江戸東京野菜の物語

日本の食糧自給率は38%(カロリーベース、2019年現在)で、そのうち東京における食糧自給率は長年1%と全都道府県中最下位である。そもそも東京には農業を行っているかという疑いの目もあるのだが、東京西部をはじめ、本書では江戸野菜、東京野菜を復興させるための動きもある。その動きはどのようにして変化していったのか、本書ではそのことについて取り上げている。 第1章「失われた野菜を探して―発見の物語」 実は […]

東京・都心 中古ワンルームマンション経営

サンライズパブリッシング様より献本御礼。 不動産投資というと多くの種類があるのだが、本書はその中でも「東京」で、「中古ワンルームマンション」を経営することにより、大もうけというわけではなく「堅実」に「安定」した収入を得ることができるという。会社員でも安定したミドルリターンをえることができる、その術を本書でもって知ることができる。 第1章「安全性―今すぐ東京都心の中古ワンルームマンションに投資するべ […]

東京 わざわざ行きたい地元の揚げもの屋さん

東京には様々なスポットがある。観光にしてもデートにしても、仕事にしてもあるのだが、他にも「食べ歩き」をするならと言えるスポットも少なくない。その中でも本書は揚げ物屋にフォーカスを当てているのだが、食べ歩きを行うことのある自分でも知らなかったスポットが満載である。 CHAPTER1「下町風情の残る粋な街」 江戸情緒、東京情緒溢れるところとして「下町」がある。下町の中にも精肉店もあり、中にはコロッケや […]

江戸東京の明治維新

激動と呼ばれた幕末から明治維新をかけて、「江戸」は「東京」へと変化していった。都も「京都」から「東京」に変わるなど、日本の根幹を大きく変化するような出来事があった。その中でも江戸、そして東京へと変化していった中で、幕臣や町、さらには遊郭など様々な変化があったのだが、どのような変化があり、「東京」となし得たのか、本書はその歴史を追っている。 第一章「江戸から東京へ」 江戸というと「実質的な」中心であ […]

もし京都が東京だったらマップ

ずいぶん大胆な「もし」を表現した一冊である。東京と京都では、場所にしても面積にしても大きな違いであるのだが、前者は現在の「都」であり、後者はかつての「都」と言われている。もっとも「皇居」の存在にしても比較の対象になるのかもしれない。 本書はその「もし」を照らし合わせて、京都の魅力を東京と比較しながら取り上げている。 第1章「「もし京都が東京だったらマップ」をつくった理由」 京都は様々なスポットがあ […]