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林家三平

父の背中―拙者のハンセイ

2009年3月21日に林家いっ平が「二代目林家三平(以下:二代目三平)」を襲名した。本書はそれより少し前に出版された二代目三平自身の自伝であるが、海老名家と言えば先々代の正蔵(七代目林家正蔵)や初代林家三平の功績により裕福な家庭として育ったおぼっちゃまというイメージが先行するのだが、やはり噺家の道はしっかりと進んでいた、と思わせる人生であったとそう考えさせられる。 <遠い日に> <父の手> <父が […]

おかみさん

先日の読書会で取り上げた1冊。 時に「昭和の爆笑王」と言われた初代林家三平の妻として、時に林家一門を支えた経営者として、時に九代目林家正蔵や二代目林家三平たちの母親として、時に戦災孤児の体験者として、一門や家族を支え続けた海老名香葉子氏の自伝である。 第一章「「妻」として」 林家三平の妻となったのは1952年のことである。しかし当時の三平は浮気や朝帰りが絶えず、破天荒生活の代名詞でもある「飲む・打 […]