TAG

楽器

カンカラ鳴らして、政治を「演歌」する

歌の世界では「社会風刺」もしくは「批判」なども行われる事も多々ある。昨今のポップスでも、それを行っているアーティストも少なからずいる。 所変わって歌の世界でも様々なジャンルがあるのだが、本書で紹介する「演歌師」は明治末期から昭和にかけて広まった職業であり、現在ではほとんどいない職業である。よくある演歌歌手とは違い、大道を流し歩く、あるいはキャバレーなどの店を流れ歩き、即興で演歌を披露するといった方 […]

すばらしきオーケストラの世界へ

私自身オーケストラの経験があるのだが、オーケストラにはオーケストラならではの醍醐味がある。もっとも私自身もそれに魅せられた一人であるのだが、そもそもオーケストラはどのような世界なのか、そしてオーケストラならではの醍醐味とはいったい何なのか、そのことを取り上げている。 第1章「オーケストラって何?―ようこそ!すばらしきオーケストラの世界へ」 オーケストラはヴァイオリン・ヴィオラ・コントラバスといった […]

僕らが作ったギターの名器

ギターというといろいろな種類があり、作り方も異なる。しかしギターの中には「名器」と呼ばれるものがあり、その名器と呼ばれているものの中には世界的に有名な設計家がデザインされたものがあり、本書ではそれについて紹介している。ではどう言ったギターの名器が存在するのか、そしてそのギターが作られた経緯とともに紹介している。 第一章「サウンドデザイナーの仕事—音を描くプロフェッショナル」 サウンドデザイナーは簡 […]

ストラディヴァリウス

楽器の中でも最も有名であり、なおかつ価格も数億、場合によっては数十億にものぼる「ストラディヴァリウス」という楽器なのだが、その楽器には未だ謎に包まれているものがあるという。もっともストラティヴァリウスはアントニオ・ストラディヴァリという人物によって作られたものであるのだが、ストラディヴァリを含め、人物と楽器の謎にはどのようなものがあるのか、そして解き明かされたものとはいったい何なのか、そのことにつ […]

チューバはうたう―mit Tuba

私は中学・高校と吹奏楽に入り、チューバを担当した経歴を持つ。そのことから本書ほど親近感を沸かずにいられなかったことから本書を手に取った次第である。 なぜ私がチューバを吹くことになったのか。簡単にチューバを吹く人が足りなかった(というよりいなかった)からである。別に好きだからというわけではなかったが、吹いてゆくうちにだんだんとチューバの魅力に飲み込まれ、気がついたら高校まで続けていた。大学に入ってか […]

シルクロードと世界の楽器―音楽文化の東西交流史

「楽器」というと世界中探してみたら何種類あるのか。全部で数え切れないほどあるというのだから驚きである。それだけに国々の音楽の形態や種類も違っており、音楽によっては差別の的となったりすることもある。「和」をとりなすことこそが音楽の根源であるというのに何とも皮肉なことだろうか。 さらに本書の冒頭では日本音楽は激しい差別を受けてきたのだという。とりわけ学校教育では琴や筝といった日本楽器を扱うことは、まっ […]