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横綱

大相撲大変

いよいよ明日、大相撲初場所が始まる。白鵬が新記録となる33回目の優勝を飾るのか、はたまた他の横綱勢・大関勢が奮起をするのか、そして日本人力士の活躍はどうなるのか、話題はてんこ盛りであるのだが、そもそも大相撲の世界はここ20年あたりで大きな変化を遂げてきた。初めて外国人横綱・曙が誕生したのは1993年3月、今から22年も前のことである。その後日本人横綱が2人誕生して以降、武蔵丸からはずっと外国人の横 […]

横綱大鵬 晩節のかがやき

も一昨日、大相撲九州場所にて、横綱・白鵬が歴代最多タイとなる32回目の優勝を果たした。その一方で、だめ押しや懸賞金の取り方が横綱審議委員会で問題になり「態度が悪い」と批判する声もあった。っとも「横綱の品格」とはいったい何なのか、大鵬と白鵬とはどのような違いがあるのだろうか、本書は大鵬の相撲時代を振り返りつつ、晩節の潔さと横綱の品格について取り上げる。 第一章「国技再生を託す「新しい風をふきこめ」」 […]

生きざま~私と相撲、激闘四十年のすべて

ポプラ社 様より献本御礼。 私が小さい頃の角界は「若貴フィーバー」と呼ばれる中で第六十五代横綱 貴乃花光司は絶対的な強さと人気を有した。相撲としてスター街道を進みながらも、度重なる怪我やスキャンダルに苛まれた。しかしそれにもめげず優勝街道を突き進み、そして引退。その後骨肉の争い、親方への再起など波瀾万丈に満ちていた。 「若貴フィーバー」の時代、同期と呼ばれた力士の中には、現在親方として角界に残った […]

角界モラル考―戦前の大相撲は「おおらか」だった

近年は「モラル」や「八百長」などで騒がれている角界であり、かつ横綱白鵬が一強時代を築いたが、それが崩れ始めいよいよ戦国時代と呼ばれるようになり、だんだん面白くなってきたとも言える。 そもそも角界は「神聖」なものなのかと思ってしまうが、本書を読むと「高潔」かつ「神聖」な存在の相撲のイメージが崩れる。しかしなぜ「神聖」で「高潔」なものになっていったのかがよくわかる。 戦前、戦後間もない時、そして現在の […]

悲しき横綱の生涯―大碇紋太郎伝

横綱朝青龍が5場所ぶり23回目の幕内優勝を飾った今年の初場所。先頃までの横綱の品格や八百長問題が飛び交ったのを一気に吹き飛ばした感じであった。あれだけ批判していた漫画家のやくみつる氏も今回ばかりはさすがに称賛した(ただし、立ち振る舞いは非難したが)。しかしそのような状況でも角界の課題は山積の状態が続いていることは事実である。 さて本書の話に入るが、本書はいまから100年以上前の角界の様子、とりわけ […]

女はなぜ土俵にあがれないのか

横綱朝青龍の天敵(?)である横綱審議委員会委員の内館氏が上梓した作品である。女性が土俵に上がれないということについて歴史事実をもとに非常によく考察されている作品である。ちなみに本書が上梓されたのは一昨年の11月、実はこの翌年の9月の名古屋場所で女性が土俵に乱入し騒動となったことを皆様はご存じだろうか。 当時のニュースによると女性はビラ100枚を持ち、奇声を発していたという。また、2003年の大阪場 […]