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歴史

奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語

昨今はどれくらいになっているのかはわかりませんが、1日200冊もの新刊が出ている世の中です。しかし日の目を見て、なおかつ重版するなどの人気を博すような本はほんの一握りしかないような状況。また実際にためになる本となると、なかなか出会うこともありません。 とはいえ沢山の本が出ている現在ですが、大昔は本を出すこと自体が難しいほどでした。もっと言うと活版印刷が表舞台に立つ前まで木版などで本が出ていたほどで […]

女子野球史

野球というと男性が行うスポーツのように見えるが、「女子野球」もあり高校野球などもある。かつては女子プロ野球リーグもあったのだが、2021年をもって活動休止となった。特に高校女子野球は決勝戦のみであるが、男子の高校野球と同じく甲子園で行われるようにもなっている。さらに言うと女子野球を題材にする作品はゲーム・漫画などでも取り上げられているほどである。 そもそも女子野球はどのような歴史を辿っていったのか […]

臨床心理学小史

「心理学」は私たちの生活にも「心理」を理解する上で大切な学問の一つとして知られている。一方でそのカテゴリの一つである「臨床心理学」はどうかというと、 人間の心理的障害・病理の問題を、心理学的な原理や知識を総合して解決することを図り、そのための理論および技術を研究する心理学の一分野「広辞苑 第七版」より とある。解決のための「理論」と「技術」を「研究」する分野であるため、問題をもとにした研究の分野で […]

日本のコメ問題-5つの転換点と迫りくる最大の危機

日本人の多くはコメを主食としており、日本でも多くのコメを生産しているのだが、そもそもコメの生産自体が時代の「変化」にさらされ続け、問題視され続けている。しかしその「問題視」のあり方も時代共に変化し続けているのだが、その「変化」には何かしらの「転換点」が存在している。その「転換点」とこれからのコメの生産はどうあるべきなのか、本書にて取り上げている。 第一章「コメと田んぼに分けると見えてくるコメ問題と […]

愛国の起源―パトリオティズムはなぜ保守思想となったのか

「愛国」と言う言葉が出てくると、「右翼」や「右派」「保守」といった言葉と直結する論者も少なくない。もっとも「愛国」は、「自分の国を愛する心」そのものであり、どのような思想であれ「国を愛する」ことを意味している。しかしどういうわけか、その愛国心が、政治主義の「パトリオティズム」となり、保守思想の一つとなっていった。 そもそも「愛国」はどのような歴史を辿り、保守思想へと行き着いたのか、その歴史を本書に […]

人種主義の歴史

昨今では「ダイバーシティ」といった、人種や境遇などの「多様性」が受け入れられている時代であるが、中にはまだ人種主義の考えを持つ人・団体も残っている。人種主義の団体としてはアメリカの「クー・クラックス・クラン」、オーストラリアの政党である「ワン・ネイション」などが挙げられる。 人種差別の温床としてある「人種主義」は国家、人などが作られたときから存在しているのだが、実際にどのような人種主義があり、歴史 […]

「小さな歴史」と「大きな歴史」のはざまで

「歴史」は人類はもとより、森羅万象が長らく進化を続けてきた足跡である。しかしその「足跡」の中には失われたもの、都合良く解釈されたものまであり、その認識を巡ってのいざこざもある。日本でもある「歴史認識問題」もその一つである。 また「歴史」と言っても日本・世界といった場所の歴史はもちろんのこと、古代史・中世史・近現代史など時代によっての大小も異なってくる。本書はその歴史の構築・解釈、そしてメディアとの […]

歴史秘話 外務省研修所 知られざる歩みと実態

「年度」として捉えるのであれば、2022年度も折り返し地点にあたる。特に新人になってくると、新人研修を終えて、先輩とのOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)の真っ最中であることが多い。そのためか仕事を覚えることが多く、右往左往している人も多いことだろう。 その「研修」自体は企業の専売特許と言うわけでは無く、中央省庁でも、省庁の職員、いわゆる官僚たちもまた研修を行い、仕事をドンドンと覚えていく。そ […]

アイヌのことを考えながら北海道を歩いてみた 失われたカムイ伝説とアイヌの歴史

私自身北海道の出身であるため、小学校の頃からアイヌのことについての勉強をしており、アイヌという言葉や文化を聞くと懐かしささえ感じられる。昨今では完結したマンガ「ゴールデンカムイ」が人気を呼んでおり、アイヌの人・文化に対する認知も広まっていったと実感もしている。もちろんアイヌに関しての議論は様々であるが、私としては良くも悪くもアイヌの文化について認知が広まったとポジティブに受け止めている。 アイヌと […]

戦略思想史入門 ――孫子からリデルハートまで

「戦略」と言うと、巷の本屋にて並んでいる者として経営や事業にまつわる戦略の本が多くある。そもそも「戦略」は実際に武器を持って戦争に関しての作戦や理論について取り上げられている。もっともビジネスも、他者や業界との「競争」という名の闘いであることが多く、それに関連付けて、本書にて紹介する孫子の兵法やマキャベリの理論を引用されることが多くある。 では「戦略」そのものはどのように変わっていったのか、本書で […]