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治療

孤独なおやじがコンビニ食で2型糖尿病を治した話

著者の甘様より献本御礼。 一見ミスマッチに見えるタイトルですが、著者自身が実際に行い、達成した話を綴っています。 糖尿病と言っても種類がありますが、その中でも「生活習慣病」に属している2型糖尿病を治した体験談ならぬ「実践談」と言えます。本書でも何度も言及していますが、 この本は、医学と栄養学についてまったくの素人(当然のこと無免許・無資格)が、自分の身体を使って行った実験についての回想録です。p. […]

お江戸やすらぎ飯 芍薬役者

料理で人を救うと言う話は実話・フィクションを含めると数多くあるのだが、本書は江戸時代を舞台にしている。ちなみに本書はタイトルにある「お江戸やすらぎ飯」と銘打ったシリーズの第2弾であり、主人公の佐保の成長とそれに伴う「変化」を見せながら、料理を通して癒やすといった作品である。 ちなみに第2弾のサブタイトルには「芍薬役者」とあるが、「芍薬(しゃくやく)」は花の名前であり、初夏の頃に咲く花である。ちなみ […]

あなたもきっと依存症 「快と不安」の病

「依存症」と言うと結構怖いイメージがあるのだが、かくいう私も「活字依存症」「読書依存症」「読書中毒」とも言われることが往々にしてある。自分自身それは褒め言葉だと思っているが。 しかしながらギャンブル、アルコール、薬物など悪い意味での「依存症」も存在する。その依存症はなぜできているのか、そしてその種類と対策とはどのようなものがあるのか、そのことについて取り上げているのが本書である。 第Ⅰ部「依存症に […]

認知症の人の心の中はどうなっているのか?

認知症に関しての考え方は刻々と変わっていく。もっとも認知症はどのような嗜好を持っているのか、実際に認知症の患者を治療している医者の方々の話もあれば、認知症を研究しているのだが、実際に本当に認知症にかかってしまった時の心境を綴る本、さらには認知症でありながらも楽しく働いている店の姿など、ありとあらゆる視点の変化がある。 そこで本書である。認知症はどのような苦しみがあり、コミュニケーションがあり、見て […]

いますぐ彼を解きなさい―イタリアにおける非拘束社会への試み

「拘束」と言うと自由を奪うというものであり、特に犯罪に関しては「身柄を拘束」するという言葉を用いることが多い。しかし本書で言うところの「拘束」は犯罪における拘束ではなく、精神医療における「拘束」の廃止に向けた動きを取り上げている。 なぜ精神利用において「拘束」が行われているのか、もともとの精神科での医療に関わっており、2018年という過去の記事になるのだが、精神科病院では身体拘束が急増しているとい […]

患者よ、医者から逃げろ その手術、本当に必要ですか?

実を言うと私自身病院に行くことはめったにない。ここ最近行ったのは2年前の秋に風邪の症状が出て行ったくらいで、それ以来ない。さらに言うと2年前以前に行ったところを遡ると11年前の2009年まで遡るほどである。 私事はさておき、ここ最近病院に関して言うと、病院に行くとなかなか通院から抜けられないと言うようなケースもある。本書はあくまでやけど(以下:熱傷)などの皮膚を中心としたものを治療するために病院で […]

ぼくは眠れない

本書は長らく不眠症を患った方の体験談であるのだが、著者自身は作家・エッセイストなどマルチに活躍する人物である。順風満帆に見えるのだが、その裏には35年もの間「不眠症」を患っていたのだという。その不眠症の闘病日記と言うべき一冊が本書である。 1.「はじまりは唐突にやってきた」 不眠症の始まりは突然起こった。それは3月に、仕事を終えて、明日に備え、睡眠に入ろうとするもいつまで経っても睡眠にありつくこと […]

統合失調症

「統合失調症」とは、 「妄想や幻覚などの症状を呈し、人格の自律性が障害され周囲との自然な交流ができなくなる内因的精神病。多く青年期に発病し、破瓜型・緊張型・妄想型などがある。旧称、早発性痴呆・精神分裂病」(「広辞苑 第七版」より) とある。一般的に言われる「うつ」と呼ばれる症状と共通しているのが「精神病」の一種である一方で、異なる点は幻覚や妄想なるものが生み出されるところに特徴がある。また「うつ」 […]

医者が教える「ヤブ医者」の見分け方

サンライズパブリッシング様より献本御礼。 私自身、丈夫なのかどうか分からないのだが、病院に行くことが1年に1回もない。最近行ったのも風邪気味で一昨年に行ったきりである。さらに前に遡ってみてもインフルエンザにかかった10年前になる。それだけめったに行かない。そのため病院選びにしてももしも自分が病気を患ったときにどの病院に行けば良いのか分からなくなってしまう。 そこで本書である。本書は病院選びを行うに […]

末期がんから生還した患者さんが教えてくれた がんにならない体をつくる32の生活習慣

サンライズパブリッシング様より献本御礼。 がんはもはや現代における生活習慣病の代表的な病気の一つであり、かつ「三大疾病」として挙げられるほどである。しかしながら医療技術の進歩により、がんは不治の病から治る病気にまでなったと言える。その中でも末期がんからの生還は可能性が低いながらも実際に快復した方もいる。本書はその患者が著者に推して得てくれた生活習慣からの予防法を取り上げている。 第1章「現代社会に […]