TAG

物理学

時間は存在しない

「時間」と言う概念は、哲学的にも長い間問われ続けている命題である。もっとも私たちの生活の中で「何時何分何秒」というように多かれ少なかれ「時間」を意識しながら生活を送っている。その生活についてどのようにとらえるべきか、哲学者によってもまちまちである。 そこで本書である。本書は物理学的な観点から時間そのものは存在しないことを主張している。なぜ時間は存在しないのかその根拠を掘り下げている。 第一部「時間 […]

科学を語るとはどういうことか —科学者、哲学者にモノ申す

科学はいったい何なのか、哲学とはいったい何なものか、本書は物理学者の須藤靖氏と科学・哲学両方を専攻している「科学哲学者」の伊勢田哲治氏の対談集である。 前書きには伊勢田氏の提唱する「科学哲学」と「物理」そのものは相容れられず、そもそも「科学哲学」、ましてや「科学」や「哲学」でさえも「眉唾もの」であると指摘しつつも、井の中の蛙にある自分の鑑みながら、他流試合として科学哲学者と対談を行おうとしたのであ […]