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ワンさぶ子の怠惰な冒険

著者の家族が北海道から地元・福井に帰ってからのことを綴った1冊である。5人家族+犬1匹といった構成であるため、様々な出来事が起こってもおかしくない。案の定本書では各月ごとにどのような冒険や出来事があったのか、一つ一つ綴られているのだが、そこには家族と犬との「日常」がありふれている。 著者と夫と子ども三人、そして犬の家族だが、中でも子ども三人がそれぞれ「進学」をしていく。その中での「受験」もあるなど […]

エチュード春一番 第一曲 小犬のプレリュード

家族が父の転勤に伴い離れると共に、一人大学のために自宅へ残った女子大生。新しい大学生活も決して良いものではなく、なおかつ家族もいない中での実家暮らしで、もやもやとした毎日を送っていた中で、ある犬が迷い込み、飼うことになった。しかしその犬は不思議な力を持っているだけでなく、人間の言葉をしゃべる犬で、しかも自信を「神」と名乗るのだから、不思議と言うよりも「奇妙」という他ない。 1人と1匹の犬とで暮らす […]

犬にウケる飼い方

私自身、自宅自体はペット禁止のため犬や猫などを飼うことができないのだが、親戚の家に行くと犬を飼っているところもあり、そこで犬とじゃれ合うこともしばしばある。 それはさておき、散歩をしていると犬と散歩を行っている方もちらほら見かける。コロナ禍に伴って愛玩動物(猫など)を飼う方も堅調である一方で、飼育放棄をする悲しい実態も浮き彫りになっている。そこで本書である。犬の飼う方の中には、ある程度しつけなどを […]

ドッグレース

元アウトローの探偵が、元々いたアウトローの世界に戻り「人捜し」を行うというものである。しかもある事件の容疑者もまた「密売人」というアウトローの稼業。その弁護人に依頼された探偵という構図であるのだが、謎が謎を呼ぶような事件の人捜しで、なおかつアウトローの世界であるだけに、抗争の如く銃撃戦をくぐり抜けながら捜していくというさながらミステリーというよりもヤクザ小説の様相を見せている。 しかもその戦いはよ […]

“動物の精神科医”が教える 犬の咬みグセ解決塾

私は犬を飼ったことがないので分からないのだが、犬によっては「咬む」というクセがあるのだという。犬によりけりかもしれないのだが、愛犬の中にはその「咬む」ことにより実害を被っている方々も少なくなく、どうしたらよいのかわからない方もいるという。本書はその犬が「咬む」傾向について「動物の精神科医」の観点から取り上げ、解決法を提示している。 第1章「犬のしつけの迷信と真実」 そもそもなぜ「咬む」のだろうか。 […]

ねこバカ いぬバカ

私自身、家でペットを飼ったことがない。もっと言うとこれから飼うことは時間もお金もないため行わないのだが。しかしながら人によってはいぬやねこを飼いたいという人もいれば、実際にいくつも飼っている人々もいるという。いぬやねこを実際に飼って暮らしている著者2人がペットを飼うことのメリットと、考えについて対談を通じて取り上げているのが本書である。 第一章「ペットと暮らせば」 ペットとともに暮らすことは、一緒 […]

シャルロットの憂鬱

本書で取り上げている「シャルロット」は女性の名前のように見えるのだが、実はメスの犬であり、元警察犬である。先述の通り、過去に警察犬を行ったため、事件の捜査などを行ってきたのだが、そこから引退をした後もまた、事件に遭遇することとなった。 その事件はまさに不可解なものであり、なおかつ解決に導くために、どのようなトリックがあるのか、そこにはシャルロット自身の遍歴にあったのかもしれない。 元警察犬としての […]

近所の犬

近所の犬というと、私自身はあまり良い印象を持たない。大学生の頃に下宿していた所の近くに番犬が何匹かいたのだが、近づいていくと確実に吠えるためであった。とはいえ犬は嫌いではなく、むしろ近づくなどなつく犬もいるため、結構好きである。 本書は実際にいる犬2匹をもとにして、その犬を基軸にした物語である。犬ならではの視点と言うよりも犬がいる中でどのような生活なのか、ユーモラスに描かれており、「犬のいる生活」 […]

秋田犬

今年の2月に行われた平昌オリンピックにおいて、フィギュアスケート女子にて金メダルを獲得したアリーナ・ザギトワが秋田犬が欲しいという声に反応した秋田犬保存会が5月にザギトワにメスの秋田犬が送られたことで話題となった。それに限らず、2012年にはロシア大統領であるウラジミール・プーチンに東日本大震災の返礼として秋田犬が送られたことで話題となった。 日本犬の中でおそらくもっとも世界的に認知されている秋田 […]

車いす犬ラッキー 捨てられた命と生きる

足が不自由になり、日常に支障を来すのは何も人間ばかりではない。動物もまた、不自由な人生を送ることがある。その不自由な中で捨てられた命を人間が拾い、生き延びることができた犬がいる。その犬は車いすをつけて生きることとなったのだが、そこには生と死のはざまを生きることとなった。その犬と人間との関わりについてのノンフィクションの物語を綴っているのが本書である。 第1章「車いすの犬」 その車いすのついた犬は「 […]