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現実

男尊社会を生きていく昇進不安な女子たちへ

「会社」という組織の中にいると、どうしてもあるのが「肩書き」はもちろんのこと、「所属」もある。その中でも肩書きとなると「主任」「係長」「課長」「部長」…といったように、実力・年齢と会社の制度事情により異なるのだが昇進がある。もちろん昇進を喜んで受け入れる人もいれば、家庭や他の事情から快く思わず、中には昇進を断る人もいる。 本訴は女性において、会社における「昇進」における不安とは何か、そのことを会社 […]

仮想空間シフト

ここ最近「メタバース」と呼ばれる概念が出てきており、国内外の企業問わず、事業に乗り出している。さらにコロナ禍により、ステイホームを始め、自宅の中で行う、あるいはZoomなどのアプリを利用する他に、仮想空間を利用して交流を行う動きもあった。特にコロナが流行しだしたときに「あつまれ どうぶつの森(通称:あつ森)」が流行し、通常の交流のみならず、結婚式やオフ会などの交流の幅が広がり、こちらも「メタバース […]

イヴの末裔たちの明日 松崎有理短編集

人には誰しも「究極の選択」といった場面に直面することがある。その数・質は人それぞれかも知れないが。 それはさておき、本書は悲喜こもごもの「究極の選択」が求められる物語を5編取り上げている。そもそも「究極の選択」は人生の大きな転機になるのだが、その「転機」自体は悲しいところからの脱出や、長らく未解決だった件を解決することなど様々な傾向のものが収録されている。 全て近未来のSF作品であるのだが、現実味 […]

老人ホーム リアルな暮らし

老人ホームは全国津々浦々に存在しており、なおかつ様々な形態のものが存在する。その老人ホームではどのような現場なのか、本書の著者は長年老人ホームの介護職員として働いており、今は施設の紹介センターのスタッフで働いている。様々な老人ホームの取材と自らの経験を通じて、老人ホームの「リアル」を本書にて映し出している。ただし本書は2019年当時のことであり、新型コロナウイルスが広がりを見せた今は定かではないこ […]

世界で一番のクリスマス

まだ先の話であるのだが、12月はクリスマスのシーズンである。新型コロナウイルスの影響により、どのようなクリスマスになるのかは未知数であるのだが、それぞれのクリスマスがあることには変わりない。 その「それぞれ」という度合いが強くあるのが本書である。主にアウトローと言われる男女たちがどのような境遇の中でクリスマスを迎えるのかについて描かれている。 クリスマスの時期というとときめくような時期なのだが、本 […]

亀と観覧車

奇怪なタイトルのように見えるのだが、観覧車は「夢」、亀は「現実」に見立てることができる。生活保護を受けている家族が高校生でありながら、働きながら高校に通っているとある女性が主人公である。その高校のクラスメイトから「クラブ」に誘われるが、その「クラブ」もまた「観覧車」に見立てているのではないかとも思ってしまう。 しかしそのクラブにはとある初老の男がいた。その男との出会いにより苦しい現実から一縷の「希 […]

残酷な20年後の世界を見据えて働くということ

今から10年後、20年後の世界は誰にもわからない。現在の世界でものすごく通用できる世界でも、その後には全くもってして廃れてしまうようなことも往々にしてある。その廃れる仕事とは何か、そして今後栄える・続く仕事とは何かを取り上げつつ、見据え方・戦い方を示している。 第1章「今から20年後の世界人口は87億人。一方でシビアな状況を迎える日本」 人口は世界的な視点でいえば右肩上がりの状況になるのだが、その […]

ヘダップ!

サッカーに限らずともスポーツの世界は一見華やかなようでいて、実は厳しくも残酷な世界である。その「残酷」な部分は結果に表れるものもあれば、うわさ話やスキャンダルによって夢破れてしまう人もいる。 本書はその「うわさ話」によってスターロードから外れ、小さなリーグで奮闘する新人サッカー選手を描いている一冊である。 サッカー選手は一見華やかに見えるのだが、トップに立つための努力と闘いの姿がありありと見えてい […]

激安食品の落とし穴

私自身、貧乏性であることから、買い物をする際はできるだけ安いところで買ってしまう。そのためか、少しでも安いものを食品でもなんでも買いたがってしまう傾向にある。もちろん近くに激安商品があると、途端に飛びつくような習性を持ってしまっている。 そこで本書である。その「激安」と呼ばれているものには、驚くべき落とし穴が存在するのだという。その落とし穴とは一体どのようなものなのか。それを暴いている。 第1章「 […]

モンスターの歴史

モンスターというと創作めいたような想像をするのだが、実際にいるのだろうか、本書ではそのモンスターが実在するのか、もしいるとしたらどのような歴史をたどっていったのか、そして現存するのかを取り上げている。 第1章「モンスターと世界の文明」 実際にモンスターは存在しないのだが、怪異と呼ばれる事象の中でモンスターとして取り上げられている文献は存在する。その中には日本における「妖怪」や「幽霊」なるものも存在 […]