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生命

生命はデジタルでできている 情報から見た新しい生命像

本書のタイトルを見ると、一見びっくりしてしまうのだが、そもそも動物が生きて行くに当たり、脳や細胞などの信号を送ると言った所がある意味デジタルな部分がある。そう考えると本書のタイトルはまさにその通りとも言える。「その通り」という部分は先述の通りであるのだが、本書はそこからさらに細胞の運動などをもとに深掘りを行っている。 第1章「ゲノム―三八億年前に誕生した驚異のデジタル生命分子」 遺伝子情報そのもの […]

先生、それって「量子」の仕業ですか?

「量子力学」というと、科学などが苦手な方々にとっては忌避してしまう言葉である。しかしながら、私たちの生活の中で「量子力学」は切っても切れないものである。もっというと今日の生活が便利になっているのは「量子」の仕業と言い切ることができるほどである。そもそも「量子」とはどのような存在なのか、そして私たちの生活にどのような影響を与えているのか、さらにこれからの「量子」はどうなるのか、そのことについて取り上 […]

ライフ・オブ・ラインズ―線の生態人類学

人間に限らずとも、生物などの森羅万象はありとあらゆる形で進化をしている。その「進化」の過程は一つの「線」の如くつながっているのだという。本書はその線はどうなっているのかという、いわゆる「ライン学」と呼ばれる観点から森羅万象の進化について取り上げている。断っておくが、決してSNSツールの「LINE」ではなく、進化の過程における「線」を表している。 第1部「結び目をつくること」 「ライン」とひとえに言 […]

スリランカの赤い雨 生命は宇宙から飛来するか

「赤い雨」と言うとスリランカで深刻な公害があるのかと思ってしまうのだが、実は宇宙に関係しているという。これについては第1部の第3章にて詳しく取り上げるとするのだが、インドにて隕石が降り、そのことによって未知の細胞のような微粒子によって赤くなったのだという。その「微粒子」とはいったい何なのか、そしてその「微粒子」がもたらす生命のあり方とは何か、そしてそれは生物学、及び宇宙工学にどのような影響をもたら […]

はじめて学ぶ生命倫理~「いのち」は誰が決めるのか

「命」あり方に関する考察は哲学や倫理学、宗教学など多くの角度から考察を行っている。本書はあくまで「倫理学」の立場から見た「命」を論じているが、「命」そのものの定義のみならず、「生」と「死」の定義や誰が決めるのか、についても論じられている。 第1章「いのちの「終わり」は誰が決めるのか」 「尊厳死」ということばが幅広い学問から議論がなされている。それだけはなく「安楽死」に関しても議論の対象となっている […]

苦しみの中でこそ、あなたは輝く

人間は誰しも「苦しみ」から逃れられない。人間の感情のなかには必ずと言ってもいいほどこの「苦しみ」からもがき苦しみながらも「逃れたい」というのがあるだろう。 しかし「苦しみ」抜いてこそ得られるというものも多く、必ずと言ってもネガティブなものとは限らない。 本書は12年前に亡くなった精神科医ヴィクトール・フランクルが強制収容所に送られた体験を経て得た人生論と、フランクル自身の一生についてまとめたもので […]