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生態学

傷はぜったい消毒するな~生態系としての皮膚の科学

「傷」とひとえに言っても色々な種類があるのだが、大概は消毒をして、ガーゼを当てて雑菌が入らない様にする、と言った事があたかも「常識」だった。しかし著者は10年ほど前からそのような治療には科学的な根拠がなく、かえって逆効果をもたらすと言われるようになったという。 ではなぜ本書のタイトルのように「消毒をしてはいけない」のか、そして著者が提唱する「湿潤(しつじゅん)治療」とはいったい何なのか、本書はその […]

梅棹忠夫に挑む

生態学者であり、民俗学者でもあり、そして何より「知の技法」の元祖とも言われた梅棹忠夫氏は今年の7月3日に老衰で逝去された。民俗学や生態学特有のフィールドワークを生かしながら「知的生産の技術」が誕生し、40年を迎えようとしていたときに本書が生まれた。本書は「知の技法の巨人」と言われる梅棹忠夫氏の米寿を記念して、シンポジウムを通して生態学、民俗学、そして知の技法について様々な角度から問いかける(と言う […]