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相続

私は夕暮れ時に死ぬと決めている

世の中そう都合よく死ねるわけがねえ 本書のタイトルを初めて観たときにそう思った。もっともこの言葉は私が発したものではなく、五代目古今亭志ん生が三代目桂三木助に対して放った言葉である。三木助が最晩年にいよいよお別れと思って、志ん生を含め多くの人を集めて分かれようとしたのだが、死なず「どうも今日はだめだな」と三木助は怒り、集めた人を帰した。その時に志ん生が発したものである。 突然死ぬこともあれば、自分 […]

寺檀紛争! お寺は誰のもの 現代寺院のあり方を問う住職後継争いの記録

家族や会社など、様々な場で「紛争」は起こる。特に会社にまつわる紛争はある種の「泥沼」になることも少なくなく、なおかつ会社どころか日本中を騒がせることも会社の規模によっては行われることもある。 本書は寺院にまつわる後継者の戦いの所であるのだが、寺檀の世界でも起こっているという、寺檀そのものの存続もあるのだが、存続をするための争いもあり、その現場に関わってきた中でどのような一部始終だったのかを振り返り […]

事業承継の羅針盤 あの優良企業はなぜ対策を誤ったのか?

サンライズパブリッシング様より献本御礼。 会社を長く続ける場合には単独で長期間社長や会長などのトップの座にいることには「年齢」と言ったところで限界が生じるため、「引き継ぐ」と言ったことが必要である。その「引き継ぎ」こそ「事業承継」と呼ばれるものであり、多くの会社では行っている。しかし行い方により、せっかく育った事業が衰退し、最悪倒産をしてしまうことも少なくない。本書は事業承継に関して、会社防衛を行 […]

いきぢごく

漢字に直すと「生き地獄」である。とある芸能事務所の会長が、とある番組で体験していることを連想してしまう。 それはさておき、本書は42歳のとある女性が父から相続することとなった遍路旅の日記を取り上げている。実はこの遍路日記は戦前に綴られたものであり、しかも大東亜戦争の前に当たる。当時は車もなく、なおかつ徒歩でお遍路をするため、足を始め、色々な所を痛めつけながらの旅であり、今のような人生とは、自分とは […]

変わる相続―家族や時代に合わせた活用術!

サンライズパブリッシング様より献本御礼。 相続に関する話は良くも悪くも聞くようになるのだが、むしろ悪い意味の方が多いかもしれない。それはさておき、相続をするにも法律があり、なおかつ、やり方を一つ間違えてしまうとトラブルになり、最悪訴訟になってしまうようなことにもなりかねない。そのため慎重に行っていく必要があるのだが、ではいかにして行うべきなのか、家族や時代が変わっていく中での方法を取り上げているの […]

税理士ツチヤの相続事件簿

サンライズパブリッシング様より献本御礼。 日本の人口が減少し続けてきているのだが、その中で亡くなっていく方も出てきている。その亡くなった後のことで出てくるのが「相続」。その相続について一歩間違えると「骨肉の争い」が起こり、裁判沙汰になることだってある。さらに言うと相続税もかかってしまい、死んだ後、裁判と税でゴタゴタになるということも考えられる。ではどうしたらよいのか、本書では5つの事件をもとに、相 […]

親のこと、私のことをノートに綴る 47歳からのエンディングデザイン

最近「就活」ならぬ「終活」が週刊誌を中心に取り上げられている。「終活」とは簡単に言うと、「死に方」「葬式」「墓」などのデザインを自分で行う活動のことを指す。「人生の終わり」というと、老境に差し掛かったときに準備をしたら良いのでは、という意見もあるが、いつ死ぬのかわからない。 そのことを印象付けられたのが「東日本大震災」である。明日大きな災害が起こるのかわからないし、そうでなくとも明日死ぬかわからな […]

その死に方は、迷惑です

本書は遺言書の作法と重要性についてを中心に死に直面することに向けてもろもろの準備を始めるための1冊である。遺言書と言えば死を目前にして予め遺書を用意するというイメージが強い。昨今高齢社会となっている世の中、遺言書は非常に重要視されそれの公正性を証明するために公証人仲立ちのもとで作成することで公証人市場はだんだん儲かるのではないかと邪推する。 本書が言うには遺言書は老人が大往生するために遺産相続を行 […]