TAG

運転者 未来を変える過去からの使者

「何で私ばかり」と言うことは誰にでもあることだろう。かくいう私もそういったことを口にしたことは何度もある。それを口にしたときに自分自身にある罪悪感や空しさに襲われることもあった。 誰しもある「私ばかり」といった感情。それは必死に努力したにもかかわらず、思い通りの結果にならないなど「報われない」場面に遭遇することで起こることが多い。その「努力」は果たして報われるか、報われないかはここでの言及は避ける […]

私とは何か――「個人」から「分人」へ

戦後から「個人」が尊重されて久しい。しかし個人主義は時として利己的になり、他人のことを敬うことがなくなってしまい、身勝手な事件や事柄が往々にして起こっている。 他にも「個人」と言うことが問われるようになった時、「私の存在」といった自分自身を問答するようなものも多くなってきている。著者はその時代はだんだん変化し、やがて「分人」というものが出てくるのだという。本書は「個人」から「分人」にシフトしていく […]

すべては脳からはじまる

「脳」は人間の思考や行動、判断などさまざまな考えだけではなく、人間としての活動に欠かせない機能を制御する役割を持っている。脳の役割は大まかに言えばこうなるのだが、実際には脳科学でも解明できていない物もあるため、本当のところ、脳は無限なる「宇宙」の様であるとも考えられる。 本書は脳科学の第一人者、人間の脳から他者、日本など様々な事について考察を行っている。 第一章「脳の中の「私」は宇宙より広い」 本 […]

“自分”のありか

「私はどのような人間か」というのは、よほどの人ではない限りだれでも考えることであろう。「私」というのは当然「自分」のことについて言われているが、ではこの「自分」とは一体何なのか。そのありかとは何なのかというのが哲学的に論考することが多い。本書はその「自分の在りか」を論考しているが、哲学的、時間的、個別的な考えを総合して考察している一冊である。 第1章「自分は自分ではない――自分の普遍性」 「自分探 […]