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精神疾患

妻はサバイバー

そもそも「サバイバー(Survivor)」とは、 生き残った人。生存者。「大辞林 第四版」より と表している。しかし、「サバイバー」と言う言葉は「がんサバイバー」のように、がんなどの病気の治療中、あるいは治療後のリハビリを通して逆境に抗い続ける人のことも指している。そのためか様々な病気や出来事における「サバイバー」もできはじめた。 さて本書である。本書の著者は現役の朝日新聞記者であるが、著者の妻が […]

「おもてなし」という残酷社会

2013年に2020年東京オリンピック誘致に向けてフリーアナウンサーの滝川クリステルが「お・も・て・な・し」をアピールしたことにより、日本における「おもてなし精神」が世界的にも認知された。しかし著者はその一方で「おもてなし精神」が過剰になったことにより、労働者の感情労働が支配することにより、労働者のストレスを増長するきっかけになると著者は指摘している。 第1章「なぜ、過剰な「お客様扱い」が当たり前 […]

不安症を治す―対人不安・パフォーマンス恐怖にもう苦しまない

私自身仕事をしている時も、ボーっとしている時も何かと不安にさいなまれてしまう。その不安までは大丈夫なのだが、人によっては不安が「対人不安」や「パフォーマンス恐怖」を覚えるのもいるのだという。心的な病として、いわゆる「社会不安障害」と呼ばれるものであるという。 本書はその現状について取り上げつつ、社会不安障害をいかに和らげ、不安をコントロールしていくのか、そのことについて取り上げている。 第1章「み […]

ぼくたちが見た世界―自閉症者によって綴られた物語

自閉症と言う病名を聞くことがあるのだが、「自閉症」と言うのはいったい何なのだろうか。調べて見ると、 「早期幼児期に発生する精神発達障害。対人関係における孤立、言語発達の異常、特定の状態や物への固着などを示す。脳機能障害によると考えられる。早期幼児自閉症」(「広辞苑 第六版」より抜粋) とある。自閉症は精神障害の一種であるが、その実態・原因・対象法はまだまだ研究段階にあり、俗説や誤謬説もあり、認知は […]

リストカット―自傷行為をのりこえる

「自傷行為」として自分の手首をカミソリなどで切り、自殺をしようとする行為を「リストカット」という。そのリストカットは自殺とまでは行かなくても「自傷」として自分を傷めつける、というような行為そのものが、人の心の「闇」を行為として抉り出している。 「自傷行為」は「リストカット」に限ったことでは無く、ピアスや刺青なども挙げられているのだが、なぜ人は「自傷行為」に走ってしまうのだろうか。本書は心の「闇」な […]

精神科外来

ちょっと前にもいったが21世紀は「心の世紀」である。 最近では「うつ病」などの精神的な病に冒される人が大変増えている。またこれに関する予備軍も多くいることから本書のタイトルにある「精神科外来」というのが急増することが予想される。しかしそれが急増されたからと言っても精神科医の人手不足になることは確実視されており、その人口を増やすべく大学ではそれに関する医学生の人員を増加させる。しかしそれが活躍の場に […]