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絆徳経営のすゝめ ~100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?~

そもそも企業は人によって成り立っている。その人は様々な「絆」で持って成り立っている。「絆」という支えがあって企業はつくられ、育っていく。しかしながら育っていった中で様々な者に惑わされてしまい、いつしか「絆」を忘れてしまう人も少なくない。 そこで本書である。本書は「絆」と「徳」を合わせた「絆徳(ばんとく)経営」とは何か。そしてそれを成し遂げるにはどうしたら良いかを示している。 第1章「これからの最強 […]

リバース&リバース

「リバース」が2つ並んでいるのだが、英語に直すと2つの単語が出てくる。「reverse」と「rebirth」、直訳すると「逆転」と「再生」のことを表している。それらは物語の中で何を紡ぐのか、不思議に思い、本書を手に取った。 とあるティーン誌の相談コーナーに送られた恋愛相談。その相談によって2つの場所で物語が動き出す。方や雑誌編集者、方や学生、それぞれの立場から人間関係が結ばれていき、遠く離れている […]

心は燃える

「燃える」ことは色々あるのだが、物理的に燃えると言うのもあるのだが、目に見えない心的な観点で「燃える」と言うのもある。熱血というような言葉があるのだが、それだけにあることに対して心をたぎらせることで「心が燃える」ことがある。 本書は短編集であるのだが家族に絆を回復するために挑む女性もいれば、思いを拒絶され裏切られた恨みを持つ人、そして夢を追い求めて旅立つ男と様々な思いが巡って一冊の物語として醸成さ […]

自分でつくるセーフティネット~生存戦略としてのIT入門~

本書のサブタイトルである「生存戦略」とあるが、てっきりこのアニメを想像してしまった。 それはさておき、これまで社会が守ってくれた社会であるが、様々な面で守ってくれなくなってきた今、自分の身は自分で守ることが必須条件になっている。「守る」という意味合いから本書では「セーフティーネット」と定義しているのだが、それを作るためにはどうしたらよいのか、本書にて伝授している。 1.「セーフティーネットは自分で […]

日台の「心と心の絆」~素晴らしき日本人へ

日本と台湾の国交は「日中国交正常化」と同時に断絶してしまったのだが、政治的な国交を超えて、精神的な交流は今もなお続いている。その象徴的な出来事として東日本大震災における200億円もの義援金や、2013年に開催されたWBCでの台湾代表が行ったお辞儀が挙げられる。 台湾統治の時代以前は、「化外の地(げがいのち・天子の支配が及んでいない土地)」と呼ばれるような存在だったのだが、日本統治によって目覚ましい […]

コミュニケーション断念のすすめ

私自身ここ最近、人とのコミュニケーションを行う機会が少なくなってきている。もっともコミュニケーションと言っても人と人とが直接会話するようなものもあるのだが、他にもメールやSNSなどを用いて、間接的に行われるものもあるため、それを加味するとかなり多いとも言える。 とりわけ後者のやりとりが急速に増えてきたことから本書でいう「コミュニケーション過剰」が起こっているといえる。本書はその過剰なコミュニケーシ […]

キズナのマーケティング ソーシャルメディアが切り拓くマーケティング新時代

一昨年の2011年の漢字として「絆」が挙げられている。ソーシャルメディアを通じた「絆」、それを用いず、内外関わらず、様々な所で「絆」が用いられた。 最初にも書いたように「ソーシャルメディア(SNS)」はTwitterでは「フォロー」、Facebookでは「友達」、Linkedinでは「コンタクト」と言ったつながり、もしくはネットワークによって成り立っている。たとえ対面でも見える形で「絆」を持つこと […]

現代日本人の絆―「ちょっとしたつながり」の消費社会論

2011年を象徴する漢字一文字は「絆」である。 東日本大震災をきっかけにリアル・バーチャル双方で日本人であること、助ける、もしくは応援するため「絆」を再認識させられたといわれる一年であった。 そうではなく、つながりや「絆」、そしてそこから生まれる「幸せ」の変化が出てきた。そう2009年に「幸せって何だっけ」というCMが流れたように。 本書は日本人の「絆」はどのように変化をしていき、これからどのよう […]

無縁社会の正体―血縁・地縁・社縁はいかに崩壊したか

昨年取り上げた「無縁社会~“無縁死”三万二千人の衝撃」は現在進行形で起こっている社会問題の一つであり、かつ日本人の現状そのものを映し出している。 たしか「光に向かって~3.11で感じた神道のこころ」という本で仙台のある神主が震災後初めて東京に着たときに「心の被災地」となぞらえて衝撃を受けた話を思い出す。「無縁社会」はまさにこのことを言っているのかもしれない。 本書もまた「無縁社会」について書かれて […]

花の冠 ~ 震災から一年、今も咲き続ける絆と言う名の「花」

―2011年3月11日 14時46分 日本全土が揺れ、東北で大津波に遭い、多くの命が失われ、家々も失った。 「安全」といわれた原発もメルトダウンを起こし、故郷を失った人々もいる。 地震や津波、それはありとあらゆるものを失ってしまう。 その失ったところに咲く一輪の花。 その花はやがて大輪の花へと広がり「花の冠」となる。 そこには「津波」も「地震」も、「震災」も「がんばろう」もない、 心に花を咲かせる […]