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自然災害

自然災害からいのちを守る科学

自然災害はいつ、どこで起こるかわからない。その自然災害にも「地震」「雷」「火山噴火」などが挙げられる。本書はそのメカニズムを知り、自分の住んでいる地域を鑑みた防災・減災のあり方について示している。 第1章「日本の地理的条件と自然災害」 日本には「環太平洋造山帯」によるところにあり、地震や台風などの自然災害が起こりやすい。そのため、自然災害に対する対策も行われているが、想定を遥かに越えることも度々起 […]

湖水爆発の謎を解く カメルーン・ニオス湖に挑んだ20年

1986年8月21日 アフリカのカメルーン共和国で全く新しい自然災害が起こった。ニオス湖と呼ばれる湖で、「湖水爆発」が起こった。「ニオス湖」はカメルーン西部にある湖であり、元々「火口湖」と呼ばれる湖であるのだが、「湖水爆発」そのものも知られていなかったため、その周辺にいた住民1,746人、さらには多くの家畜が死亡する大惨事となった。本書はその原因と引き金など、「湖水爆発」の謎とともに、災害のメカニ […]

自然災害とストレスマネジメント それでも僕らは歩み出す

「被災地から被災地へのエール」 本書はそのための一冊と言える。阪神淡路大震災では崩壊した瓦礫による圧死を中心に約6500人もの命が失われた。それだけではなく、その災害により、多大なストレスに押しつぶされ「震災関連死」により自殺する人もいた。しかしそれはメディアでは取り上げない。 本書はその震災から起こったストレスへのマネジメントと心構えについての伝授とともに、被災地へのメッセージとしている。 第1 […]

歴史を変えた火山噴火―自然災害の環境史

日本は「火山大国」と呼ばれるほど火山が多い、有名どころでは現在も噴火を続けている桜島、「霊峰」と呼ばれる富士山、そして北海道の大雪山(旭岳)が存在する。 火山噴火でもっとも桜島以外で直近のものでは2000年の有珠山(昭和新山)の噴火や三宅島の噴火が挙げられる。 本書では様々な火山噴火を挙げているが、それが私たちの歴史にどのような影響を与えたのかを考察している。 第一章「火山噴火と人類」 ここでは火 […]

災害と福祉文化

「天災は忘れた頃にやってくる」 まさにその通りかもしれない。今年に入ってから立て続けに自然災害が猛威を振るっている。日本海側では記録的な大雪による被害が深刻化している。年末年始は山陰地方を中心に交通麻痺が起こり、帰省ラッシュ・Uターンラッシュに大きな影響を与えた。 つい先週には宮崎の新燃岳で噴火が起こり、飛行機では欠航も相次いだ。噴火の余波は今も続いており、今後も余談を許さない状況である。 両方に […]