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芸人

中田式 ウルトラ・メンタル教本 好きに生きるための「やらないこと」リスト41

オリエンタルラジオを結成したのが2003年、NSC在学中にM-1グランプリの準決勝まで残り、2005年にはテレビデビューを果たし、瞬く間に人気を呼んだコンビとして有名である。それから不遇の時代を迎えるも、2014年にはダンス&ボーカルユニット「RADIO FISH」を結成し、活躍の場を広げた。著者自身も2018年にオンラインサロンを開始し、さらにYouTuberや大学講師などマルチに活躍を […]

寄席の底ぢから

ここ最近、ニュースで寄席の話が出てきた。それは東京都内で3回目の緊急事態宣言が出る直前に休業要請が出たのだが、「社会生活に必要なもの」と主張し応じず、通常通り続ける方針だったが、一転5月1日から休業することに踏み切った(12日に再開済み)。また寄席の文化を廃れさせないために、ゴールデンウィークの1日だけ、無料で生配信をやった。 このニュースを通じて、寄席は社会生活に必要なのかという議論があったのだ […]

世を観よ

本書の著者はシテ方観世流の能楽師であり、3歳から初舞台を踏んで、77年もの芸歴を持つ。ちなみに著者はめでたく傘寿を迎えた。その傘寿を迎えるにあたり、日本と日本文化、身辺のこと、そして自らのホームグラウンドである能についての自らの見地を綴っているのが本書である。 一.「日本の四季」 日本には「四季」がハッキリとしており、四季折々の情景や食事などが楽しめることも日本らしい特徴である。その特徴を能の作品 […]

父・横山やすし伝説

おそらく昭和の「MANZAIブーム」の中核にいたコンビとして横山やすし・西川きよしであると言っても過言ではない。そのうち横山やすしが昭和の漫才界の中核を成した人物の一人であることもまたよく知られている。 その一方で様々な事件を起こした人物であった。その事件により大阪弁である「やたけた」といった言葉がよく似合う人物こそ、著者の父である横山やすしその人である。本書は逝去してから22年経つ今、長男の視点 […]

オレンジシルク

本書の著者の神田茜氏は作家でもあるが、それ以上に講談師である。講談を通じて様々な作品に触れたことにより、2011年に「女子芸人」でデビューし、作家の道を切り拓いた。 さて本書であるが、30歳になったOLが人気マジシャンに一目ぼれをしたことから物語が始まる。しかもその一目ぼれしたマジシャンを負うように脱サラしマジックの世界に飛び込んだという話である。 マジシャンと言っても単純にマジックができるだけで […]

瞽女うた

瞽女(ごぜ)とは、 「盲目の門付(かどづけ)女芸人。鼓・琵琶などを用いて語り物を語ったが,江戸時代以降,三味線の弾き語りをするようになった」(「大辞林 第三版」より) とある。最近では全くと言ってもいいほど存在しなくなったのだが、かつては新潟県をはじめとした越後地方を中心に全国的に存在したという。そもそも瞽女はいつごろから誕生し、生活の中で浸透していき、衰退していったのか。また瞽女の存在は文化に対 […]

ツカむ! 話術

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 自分自身は人前で話すことは苦手である。現在の仕事がそうさせてしまっているのかも知れないが、ことさら、人前で話す機会はほとんどなく、なおさら話すことのが苦手になってきていてしょうが無い。 それはさておき、私の様に話すことが苦手な人というと、会話術だったり、コミュニケーション術だったりそういった本をサラッと見ることがある。そういった本は人の話を聴くこと、さらに […]

魂のゆくえ アースマラソン766Days

吉本興業の芸人として有名である間寛平氏が2008年12月から2011年1月にかけて地球一周をマラソンとヨットでまわる、「アースマラソン」を立ち上げた。本人曰く「目立ちたいから」という理由であるが、フルマラソンどころか245.3Kmもの距離を走るスパルタスロンを3度完走するほどの実力を持っていることから、「アースマラソン」を考案し、実行したのかもしれない。 本書は766日続いたアースマラソンの記録を […]

植木等伝「わかっちゃいるけど、やめられない!」

「わかっちゃいるけど、やめられない」 これは植木等、ひいてはクレージー・キャッツのヒット曲の一つと言われている「スーダラ節」の一節である。 私は元々お笑いが大好きであったため、植木等については若干わかるが、植木等全盛期にできた「シャボン玉ホリデー」は余りよくわからない。父からそれを見ろと言われているがDVDがないせいか叶えられないでいる(今度実家に帰ったらビデオがあるか訊いてみよう)。 私事はさて […]

戦時演芸慰問団「わらわし隊」の記録―芸人たちが見た日中戦争

今、航空自衛隊の幕僚長による論文問題により歴史認識問題が揺れている。私自身も東京裁判等を通じて数々の戦争に関する文献を取り上げてきた。戦争にまつわる歴史認識は韓国や中国の顔色を伺ってばかりいるが、果たしてその歴史が日本人にとって誇りに思えるのか。そして東亜の平和のために勇猛果敢に戦ってきた人たちに失礼ではないだろうかと考えさえもする。しかし今回は戦争の中で兵隊たちにひとつのオアシスを与えた「わらわ […]