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言葉遊び

六月の夜と昼のあわいに

本書が出版されたのは10年近く前の話だが、作家の名前だけでいえばホットな人物と言える。というのは先日「蜜蜂と遠雷」で第157回直木三十五賞を受賞したからである。この受賞までに何度もノミネートされるも選ばれないことがあり、ようやくの受賞となった。 ちなみに本書は短編集で様々な趣の作品が収録されている。方や淡い恋を描いているものもあれば、方や仄暗い雰囲気で流れていく作品、さらには人間関係が刻々と変化し […]

青春俳句講座 初桜

みなさんは「俳句」はどのようなイメージを持たれているのだろうか。 ・ある人は「古くさい」「ご年輩の方々の楽しみ」という考えを持つもの、 ・あるいは「おもしろい」「言葉遊びができる」 という人もいる。前者は偏見であり、後者はある意味合っている。たしかに季語を使って叙情的に5・7・5を綴っているだけに言葉をどのように合わせるか、という「遊び」にもなる。 それはさておき、本書は女子高生が「俳句」にのめり […]