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訴訟

「黒い雨」訴訟

1945年8月6日午前8時15分 アメリカが原子爆弾「リトルボーイ」を投下し核爆発を引き起こした。それにより広島市内のほとんどは焦土と化した。その後も「黒い雨」をはじめとした二次被害が相次ぎ、今もなお「被ばく」は現在進行形で被害を受け続けている現状がある。 本書はその中でも「黒い雨」にまつわる「訴訟」が起こっており、本書はその訴訟の顛末を取り上げている。 1章「“降らなかった” 黒い雨」 「黒い雨 […]

一茶の相続争い――北国街道柏原宿訴訟始末

「雀の子そこのけそこのけお馬が通る」 小林一茶(本名:小林弥太郎)は百姓でありながら、俳諧師として江戸時代の文化を彩った人物の一人として今日も名を馳せている。 しかしこの一茶はある「争い」に巻き込まれていた。もっともそういったエピソードが語られることはほとんどなく、本書のように深く述べられた本はなかった。本書は語られることがほとんどなかったある「争い」について取り上げるとともに、その顛末を記してい […]

インターネットにおける誹謗中傷 法的対策マニュアル

インターネットというと様々なことを書いたり、情報を収集できたり、様々な影響を与えることができている。しかしそのインターネットの中で誹謗中傷を行うような書き込みを行う事例も存在する。その誹謗中傷によって企業や個人に対するイメージダウンを起こし、売り上げが減少するなどの実害も起こっている。その対策は、法的な整備はされつつあるものの、どのように対策を行うべきかわからない方も少なくない。本書はそのインター […]

サービス残業という地雷

「サービス残業」というのがある種の「地雷」を持っているのだという。その「地雷」というのは、サービス残業の残業代を巡っての請求を起こす裁判が相次いでいるところから来ている。 その理由としてはサービス残業が強いられてしまい、労働者の不満がたまりこんでしまい、それが「未払い残業代請求」という形で企業を相手取った裁判を起こし、中には泥仕合の様相を見せている。 そのようなことは現状としてどのようにして起こる […]

パワハラに負けない!――労働安全衛生法指南

一昨年から「ブラック企業大賞」が行われたり、新聞をはじめとしたメディアでも「ブラック企業」という言葉が使われたりし始めた。「ブラック企業」という言葉は私が就職活動を行っていた2007年頃には既にあったのだが、実際にいつ頃から使い始めたのかは不明である。 私は5年間の社会人生活の中で、「パワハラ(パワー・ハラスメント)」のようなことは存在しなかった。ただ、連日終電になるほど、忙しいことはあったものの […]

原作と同じじゃなきゃダメですか?

今年の夏から秋にかけて、著作権に関する大きな係争が2つ起こった。一つは著作権とは関わりは薄ものの「誓い~奇跡のシンガー~」という舞台が、主役の度重なる稽古欠席に伴い、公演中止になったことにまつわることについて、もう一つは裁判沙汰になっていないもののマンガ「テルマエ・ロマエ」を連載している雑誌の付録について、原作者と出版社の諍いがある。 特に前者は、あくまで公演中止にあった原因は主演の度重なる稽古中 […]

プレカリアート

「プレカリアート」というのは日本全体にとって深刻な問題としてとらえなければならないことである。団塊の世代がリタイアして、これからの日本の経済を担うのは我々の世代となる。当然上の世代を養う立場にもなる。その世代が今貧困問題に直面している。さらにもっと言うと若者世代の消費の硬直化も問題視されているが、私はこれは当然のことだと思う。 後期高齢者医療制度は廃止論の声が強まり舛添厚労相も廃止を示唆しているほ […]