TAG

貴族院

第十六代徳川家達――その後の徳川家と近代日本

「第十六代」というと江戸幕府の幻の将軍のイメージがあるようだが、本書で取り上げるものは「徳川宗家」の宗主を挙げている。ちなみに先代の「第十五代」は江戸幕府最後の将軍である徳川慶喜である。宗家を継いだのは4歳の時であるが、その時は大政奉還が行われた時であり、その後明治時代という激動の時代の中枢の一角を担っていたのだが、歴史の教科書ではあまり取り上げられておらず、有名とはいいがたい。 しかし明治時代と […]