TAG

資本主義

資本主義の方程式-経済停滞と格差拡大の謎を解く

資本主義は先進国のほとんどで採用されているのだが、そもそも「資本主義」といっても、時代とともにあり方が変化している。その「変化」とはいったいどのようなものか、そして資本主義経済における「格差」や「停滞」がなぜ生まれるのかなどを紐解いている。 第1章「資本主義経済の変遷」 「資本主義」そのものの定義になると、地域単位で、物々交換や地域独自の通貨を用いて交換を行うなどの概念が古代アテナイやローマの頃か […]

小飼弾の超訳「お金」理論

ふと「お金」とは何かと考える事がある。もちろんお金がなければ生活ができず、なおかつ夢や目標を達成するなどを行う際に使う「ツール」の一つとも言える。しかしお金にまつわる諺などもあり、「金は天下の回りもの」といった有名なものもある。 お金はツールであれば割り切れるのだが、中にはお金に関してトラブルを抱えてしまい、事件を起こしてしまう事例も少なくない。そもそもなぜ「お金」は存在するのか、またお金を基軸に […]

AI時代の労働の哲学

「労働観」や「労働哲学」の変化は時代と共に変わってきている。特に新型コロナウイルス感染拡大により、労働のあり方は急速に変わっていった。それ以前にも在宅やリモートを含めた「テレワーク」の概念の誕生と拡大によること、さらには日本・海外に関しての労働的な事故・事件などもあったことで、変化をしている。日本ではできているかどうかは不明だが「働き方改革」が印象的である。 さらに働き方というと技術革新によるとこ […]

スーパーリッチ ――世界を支配する新勢力

多くの先進国の経済では資本主義を採用している。資本主義経済になってくるとどうしても「貧富の差」といった「経済格差」は出てくる。しかしながらその度合いが大きくなることもあり、富の90%を富裕層が支配するといった事も少なからずある。 そのため本書で紹介されるスーパーリッチの存在もまた、資本主義の中ではどうしても生まれてくる事は自然のことである。とは言えど多くの国が資本主義として採用している現状を鑑みる […]

甦えれ 資本経済の力

資本主義経済は死んでいるかというと、実際にはどうなのかはわからない。ただ、少なくとも、新型コロナウイルスの感染拡大をはじめとした経済環境の変化が多く起こっていることは間違いない。そのような環境の中で、資本経済の復活の道はあるのか、そしてそのためにはどうしたら良いか、そのことを提言しているのが本書である。 1.「<資本>とは何か」 そもそも「資本主義」の「資本」は何かというと、 ① 事業のもとでとな […]

競争か連帯か――協同組合と労働組合の歴史と可能性

労働を始め、経済活動を行っていく上で、どのように活動を行っていくかの対立は今も昔も存在する。もっとも競争をして経済成長をすべきか、逆に連帯を行って成長すべきか、といったものがある。 その経済成長のなかで出てくるなかでの不平等、それを正すために労働組合や協同組合といったものが存在する。その組合の歴史はどのような歴史を辿り、なおかつこれからどうなっていくのか、そのことについて取り上げている。 第Ⅰ部「 […]

資本主義に出口はあるか

国家の多くは「資本主義」を取り入れており、その社会のことを「資本主義社会」とも呼ばれている。しかしながら「資本主義」と言っても、在り方は日々刻々と変わって言っている。その「変わり方」は現在どのような社会があり、その先にどのような「出口」があるのか、本書ではそのことについて取り上げている。 第一章「この社会はどんな社会なのか―「右/左」の対立の本質」 政治や経済などの思想において必ずつきまとうのが「 […]

未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来

日本を始め多くの国で採用されている経済システムである。もちろん「資本主義」とひとえに言っても、細部を鑑みるといくつか存在するのだが、本書では広義の意味での「資本主義」を指しているのだが、そもそもの「資本主義」はいくつもの岐路に立たされることがあった。最近のコロナショックもあれば、一昔前のリーマン・ショックでも同じように資本主義のあり方が問われるようになる。現にリーマン・ショックの時は資本主義を批判 […]

「公益」資本主義 英米型資本主義の終焉

資本主義の概念自体は古代から存在していたのだが、実際に提唱され始めたのは18世紀半ばにアダム・スミスやデイヴィッド・ヒュームらによって「見えざる手」が提示された時からといわれている。そこから先進国を中心に「資本主義」の概念が広がりを見せた。もちろん時代と共にその在り方は変わっていっているのだが、本書で取り上げる「資本主義」の変化については、英米式の「株主」を中心とした資本主義から「会社は社会の公器 […]

ガルブレイス――アメリカ資本主義との格闘

皆さまはジョン・ケネス・ガルブレイスを知っているだろうか。ちなみに私は本書に出会うまでは全くと言ってもいいほど知らなかった。それもそのはずで20世紀最大の「経済学の巨人」と言われていた人物だが、もっともガルブレイス自身が2メートルの身長のため「経済学の巨人(物理)」とも言えるためである。 しかし身体的に「巨人」なだけでなく、経済学としての功績を多く残してきたからでこそ「巨人」と言う名で畏敬の念を表 […]