TAG

起源

数の発明

普段の生活の中でごく当たり前にある「数」。その数がどのようにして生まれたのかというと、正直言って良く分からない。しかも「数」とひとえに言っても「素数」「基数」「数字」「分数」「小数」など多岐にわたる。もちろん「数字」についても本書で取り上げているのだが、そもそも「数」がどうやってできたのか、その歴史を紐解くことが本書の中心である。 1.「数概念の起源」 元々「数」の概念ができたのがいつ頃かというと […]

五感で読む漢字

日本にはひらがな、カタカナの他に漢字も使われる。その漢字は1945字ある常用漢字の他に、1万以上もある常用外漢字もあり、ヴァリエーションが豊富である。その漢字の成り立ちもそれぞれ異なっており、漢字の使用によって表現が彩っている。本書はその漢字について「視覚」「聴覚」「味覚」「嗅覚」「触覚」で成り立つ「五感」でどのようにして感じるのか、そのことについて取り上げられている。 第一章「「目」に宿る霊力」 […]

日本の風俗起源がよくわかる本

「風俗」と言っても吉原や堀之内にあるような所ではない。日本独特の文化や習わしのことを言っている。元々日本には独特の礼儀作法はもちろんのことマナーや行事に関することについて様々な意味を持っているのだが、あまりよく分からずに学ばされている事が多い。そういった状況の中で、本書があるのだが、本書はどのような習わしがあり、歴史をひもづけていったのか、その意味について紐解いている。 1.「礼儀作法の起源」 日 […]

日本の味 醤油の歴史

日本人にとって書かせないものとして「醤油」がある。料理の「さしすせそ」としても「せうゆ」として「醤油」が挙げられる。日本における「醤油」の歴史は深く、日本でも広く扱われているだけではなく、海外でも英語で「ソイ・ソース(soy sauce)」として愛されている。 「歴史は深い」と書いたのだが、そもそもの歴史はどのようなものなのか、本書は醤油そのものの歴史から、関東・関西・九州それぞれの地方の醤油の歴 […]

ウイスキー起源への旅

先日ジャパニーズウイスキーについて取り上げたのだが、そもそもウイスキーそのものの起源はどこにあるのか、というところまでは言及しなかった。 そもそもウイスキーは「蒸留水」から作られた酒であるため、「蒸留酒」そのものの歴史から紐解くと4000年にも及ぶ。ちょうど中国大陸の歴史と同じくらいである。 本書はそのウイスキーの起源を著者がイギリス留学時に入手した資料をもとに推理を行っている。 第一章「ビールと […]

くいもの 食の語源と博物誌

普段食べられている料理や菓子、その語源や起源について調べたり見聞きしたりした事もある。私も料理についてはアルバイトで総菜の売り子をやっていたこともあってか、いろいろな本やウェブページで調べたことがある。 本書は私自身調べた物の復習も兼ねて読んでみる。 一.「店屋物」 「店屋物」と一括りにしても「天ぷら」「寿司」「麺」「鍋物」などが挙げられる。もっとも「寿司」や「鍋物」「おでん」は性質上、種類によっ […]

おたくの起源

皆さんは「おたく」ということばをどう受け止めるだろうか。ごく固まってしまったもので言うと「デブでメガネかけていて、それでいて美少女系のアニメや漫画が好き」というイメージであろう。ではこの「おたく」という言葉、イメージはどのようにしてできたのか。本書はその期限を追求した一冊である。 第一章「母体としてのSF」 「おたく」というのを語る前提として避けて通れないのが「SF」である。SFにおける「おたく」 […]

日本人の愛した色

色というのは不思議なものである。動物が生活をしていく上で最も扱いやすく、最も喩えられやすい。 本書のタイトルは「日本人の愛した色」であるが、もともと日本の文化は「視覚」によって築かれた文化であるだけに「色」というのは非常に重要なウェイトを占める。「色」を調べるとなると文化そのものを調べられるので本書のように選書の形式で納められたこと自体が奇跡だと私は考える。コンパクトになった「色」にまつわる日本文 […]

チョコレート

本来であれば先月の14日に取り上げるべきだったのだが、なぜかこの日に取り上げることになった。バレンタインデーと言ったら「チョコレート」を女性から男性に挙げるというのが慣例だが今年はなぜか「逆チョコ」というのが話題となったようだ。しかしバレンタインデーの元は紀元前にさかのぼり、ローマ皇帝の迫害下で処刑された聖ウァレンティヌスに由来する記念日であると言われている。そのことからあまり縁起のいい日ではない […]

日本の風俗―起源がよくわかる本

普段当たり前にやっている挨拶などの礼儀作法やマナー、年中行事と言った者は一体どこからきているのか、なぜこれを行っているのかというのを皆さんは考えたことがあるか。本書はこう言った起源をわかりやすく解説されている一冊である。民俗学的にも入門書であるのでこれからこう言った学問に入るという人でもすんなりと前知識を取り入れていける。さらにこれを読めば普段やっていることをもっと心をこめて行える、はずである。 […]