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身体

BODY SHARING 身体の制約なき未来

本書のタイトルを見るに、社会現象になったとあるアニメ映画を連想してしまう。しかしその映画はあくまで身体が入れ替わることを意味しているのみである。 それはさておき、入れ替わりを含めた「共有」は何も記事や動画といったものばかりではなく、身体的な「共有」の時代がやってくるとしている。その一つに「メタバース」の概念もある。本書は技術や概念の革新から身体的な感覚などを「共有」する文化はどのように栄えるのかを […]

こころと身体の心理学

心と身体はバラバラのように見えて、実は一体となっていることが多い。なぜ「多い」と表現したのかというと、身体と心がバラバラになる人、あるいは身体とアイデンティティがバラバラになる人もまれにいるためである。 心理学というと見えないようでいて、実は身体にも関係してくるものもあるため、本書は心と身体の両方とで取り上げている。 第1章「人それぞれの身体感覚」 「心理学」というと色々な学問があり、特に「認知心 […]

あなたは、なぜ、つながれないのか―ラポールと身体知

人とのコミュニケーションが苦手な人は少なくない。かくいう私もその一人である。もっとも私自身どのようにコミュニケーションをしたら良いのか分からない人である。原因は様々であるのだが、そのコミュニケーションがうまく行かないことから「生きにくさ」と言うものを感じることさえもある。本書ではその生きにくさを脱するためにコミュニケーションとは何か、それを通じて他人と深く理解しあうためにはどうしたら良いかを伝授し […]

数字でわかる! からだのびっくり図鑑

人体には様々な不思議があることはよくある話である。しかしながら様々な面で「数字」にて求められるようなことは本書に出会うまでは見たことも聞いたこともなかった。そもそも人体には様々な仕組みがあり、大きさがあり、なおかつ特徴も存在する。それらの特性とはいったい何なのか、文字にするだけでは難しいのだが、本書は「数字」と「図鑑」にしており、かなり砕いて作られている。 パート1「人体のしくみ」 人体の仕組みや […]

カラダの知恵 – 細胞たちのコミュニケーション

人間にはカラダがあるのだが、そのカラダには見えるものと、見えないものがある。その中でも後者にあたるものとして「細胞」や「信号」、さらには「心」と言ったものがある。それら見える・見えない両方ではどのような知恵やコミュニケーション、あるいはメッセージがあるのか、そのことを取り上げているのが本書である。 Ⅰ.「身体的コトバ」 まずは身体的な部分で表しているメッセージ・コトバを取り上げている。白血球から活 […]

「疲れない身体」をいっきに手に入れる本~目・耳・口・鼻の使い方を変えるだけで身体の芯から楽になる!

仕事をしていると当たり前のように疲れてしまう。私の場合は大学生の頃から毎日疲れっぱなしの状態であり、仕事をし終わったあとはもちろんのこと、夜寝て朝起きた時でも疲れが取れないような状態になってしまう。その「疲れ」を取るために、ストレッチをしたり、運動をしたり、姿勢を正したりしているのだが、なかなか効果が出てこなかった。 そこで本書である、本書にある「疲れない身体」とするためにはどうしたらよいのか、本 […]

仏教の身体感覚

「仏教」と言うと、「般若心経」をはじめとした、読経を連想してしまうのだが、仏教僧の修行のように、様々な「苦行」を通して悟りを開くと言ったものもある。しかし「悟り」を開くために身体感覚は庶民にとっても「坐禅」など一部の行動でしか理解できない。 しかし、仏教には様々な所で身体感覚を覚えるものがあるのだという。本章は「肌で感じる」ことを念頭に置きながら「仏教」とは何かを紐解いている。 第一章「ブッダとダ […]

女子プロレスラーの身体とジェンダー -規範的「女らしさ」を超えて-

プロレスの歴史は、紀元前からある「レスリング」とは異なって浅く、19世紀の初め頃からイギリスのランカシャー地方で始められたと言われている。その1世紀後にアメリカで女性プロレスラーが誕生した。日本に渡ったのは戦後間もない時にアメリカ進駐軍相手の興業が東京・三鷹でスタートしたのが始まりとされており、力道山よりも古い歴史を持つ。長い歴史の中で「クラッシュギャルズ」や「ビューティ・ペア」「極悪同盟」などで […]

動きが心をつくる──身体心理学への招待

人には色々な「動作」を行う。その「動作」は「脳」における運動から来るものであるが、そこからくる「脳」の情報は「心理」と呼ばれる心の情報から来ている。これを分析するのが「心理学」であるのだが、本書はその中から「身体運動」における心理学である、「身体心理学」として心と身体の関連性について分析を行っている。 第1章「心が生まれる前」 人間など動物には「喜怒哀楽」と呼ばれる表情がある。その「喜怒哀楽」の表 […]

三つ星レストランには、なぜ女性シェフがいないのか

本書の著者である左門様より献本御礼。 ミシュランガイドの日本語版が2007年に初めて発売されてから、今年で早くも3回目である。今年は何やら大阪・京都バージョンも発売されるのだが、はたしてどのように格付けされているのか、ミシュランガイドを観たことがない私にとってはどうでもいい話であるが。 本書のタイトルは非常に気になる。ミシュランガイドで三ツ星の乗る店と言えば名店中の名店と言われている(ピンキリはあ […]