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農業

日本のコメ問題-5つの転換点と迫りくる最大の危機

日本人の多くはコメを主食としており、日本でも多くのコメを生産しているのだが、そもそもコメの生産自体が時代の「変化」にさらされ続け、問題視され続けている。しかしその「問題視」のあり方も時代共に変化し続けているのだが、その「変化」には何かしらの「転換点」が存在している。その「転換点」とこれからのコメの生産はどうあるべきなのか、本書にて取り上げている。 第一章「コメと田んぼに分けると見えてくるコメ問題と […]

日本の食と農の未来 「持続可能な食卓」を考える

今年は「ラニーニャ現象」により、厳冬とも言われている。関東でも朝は氷点下になることもままあり、故郷である北海道では吹雪・大雪に見舞われ、場所によっては慢性的な交通障害も起こっている。 もっとも気象において「異常」と呼ばれるのは今に始まった話ではなく、年がら年中起こっている。特に夏にかけては台風や豪雨、さらには酷暑に見舞われるほどである。 そのような中で食や農業がどうなっていくのかにも連結しているの […]

ヤンキー村の農業革命

千葉県富里市に掟破りの農業会社がある。その名も「ベジフルファーム」。実はこの会社を設立し、働いている方々は全て元ヤンだというから驚きである。世間から荒くれ者と呼ばれている方々が、農業の世界にカチコミ、もとい殴り込みし、農業を変えようとする方々の姿・仕事が取り上げたのが本書である。 第1章「日本の農業を変えるのは、元ヤンだ!」 元ヤンが農業を変えられる、そして農業に携わることができる理由を6個紹介し […]

最強の農起業!

「農業」と言うと衰退の一途を辿っているという印象を持たれる。その一方で、これからの農業は明るいと言ったニュースも見聞きする。特に前者の方が色濃くあり、年々農業人口が減少し、さらには自然災害に伴い、売上が激減、さらには今日のコロナ禍により、廃業をされる方も多くいるという。 そこで本書である。本書の著者は営業マンを経てブルーベリー農園を起業し、大ヒットした著者がどのようにして成功させていったのかを取り […]

江戸東京野菜の物語

日本の食糧自給率は38%(カロリーベース、2019年現在)で、そのうち東京における食糧自給率は長年1%と全都道府県中最下位である。そもそも東京には農業を行っているかという疑いの目もあるのだが、東京西部をはじめ、本書では江戸野菜、東京野菜を復興させるための動きもある。その動きはどのようにして変化していったのか、本書ではそのことについて取り上げている。 第1章「失われた野菜を探して―発見の物語」 実は […]

農業新時代 ネクストファーマーズの挑戦

技術革新と言われて久しいのだが、その技術革新の波は農業にも及んでいる。むしろ農業がこの技術革新の中心地になりつつあるのだという。かつて農業は「斜陽産業」とも呼ばれ、衰退が続くといったものであったのだが、近年では企業の農業進出のみならず、新しい技術をもって農業に革命や新時代をもたらすという方々も少なくない。本書はその農業と、その周囲の産業における「イノベーター」たちを取り上げるとともに、農業における […]

アグリカルチャー4.0の時代 農村DX革命

農業というと、最近のニュースでは良い話を聞くことがほとんどない。農家というと、困窮してしまい、農業を廃業する方々も出てきているという。またここ最近では災害により、収穫も落ちてしまうといったことも目にする。その一方で企業が農業に進出し、「農業のビジネス化」といった動きも見せているのもまた事実としてある。 本書はその中でも「スマート農業」という農業をデジタル的な観点で技術革新を起こし、新しいビジネスと […]

農学が世界を救う!――食料・生命・環境をめぐる科学の挑戦

皆さんは「農学」という学問をご存じだろうか。私自身も農業に関する本はいくつか取り上げたことはあるのだが、「農学」という学問は初めて聞く。具体的に農学とは何かについては第1章で述べることとして、その農学の可能性と挑戦についてを述べているのが本書である。 第1章「農学って、どんな学問?」 「農学」とは、簡単に言うと「農業に関する学問」であるのだが、実を言うと単純に農業ばかりでなく林業・水産業・畜産業な […]

農業と人間――食と農の未来を考える

食の問題は人間の生活の中で深く関わり、政治的な問題の一つであり、なおかつ環境問題にも影響をする部分としても挙げられる。そのために農業や食に関わることについては根深い中でありながらも重要なものとしても挙げられる。しかしその未来はどのように市べきなのか、そして議論はどのようにして発展していくべきなのかも含めて議論しているのが本書である。 第1章「フード・セキュリティ―途上国と先進国」 フード・セキュリ […]

「ひと粒五万円! 」世界一のイチゴの秘密

本書のタイトルを見てびっくりしてしまった。もっとも果物にしても野菜にしても単価が「五万円」というのもなかなか珍しいのだが、本書の中には「五万円」で済まされないような果物まである。その果物はなぜつくられ、人気を呼んでいったのか、そのことを取り上げている。 第一部「「ひと粒五万円のイチゴ」美人姫」 なぜ高級なイチゴをつくり、なおかつ人気を呼んでいったのか、そこには「農協」の存在がある。ただしポジティブ […]