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連載

歌人の行きつけ

よくあるものとして芸能人の行きつけや、本でも文豪の行きつけといった飲食店の紹介に関する本がある。もっともそれらの飲食店には様々なエピソードがあり、なおかつ文豪に至っては、小説などの作品を生み出すための糧として行きつけにしているケースもある。 本書は中でも「歌人」たちがゆかりとなった飲食店が紹介されている。レストランや小料理店、さらにはカフェやバーなど様々であるものの、中には歌人のみならず、先述の文 […]

二度寝とは、遠くにありて想うもの

本書は著者自身が朝日新聞・京都新聞・日経ビジネスオンラインをはじめとした数多くのメディアにて掲載したエッセイを1冊にまとめたものである。展覧会のことから、オリンピック、旅や日常で移動する電車などが綴られている。 著者は芥川賞作家であることから作家にまつわるエピソードも充実している。主にどのような環境で小説を描いているのか、その描いている中で何が必要なのか、必要なものを購入するためにどこの店(具体的 […]

決意とリボン

元々著者はコピーライターとして活躍し、その後小説家・エッセイストとして多くの著書を世に送り出すなどの活躍を果たした。そのほかにもコメンテーター活動も含めてテレビにも出演しており、まさに「引っ張りだこ」と呼ばれる作家の一人として挙げられている。 その引っ張りだこの作家として挙げられている。その作家が政治に関すること、テレビに関すること、テレビの中でも出演しての裏側と視聴しての雑感など両方の側面を持っ […]

泣いたの、バレた?

本書は2013年5月~2014年5月に「週刊現代」で連載されていたエッセイを収録されたエッセイ集である。この時代は安藤美姫もあれば、紅白歌合戦、三陸鉄道、ソチオリンピックなどの時事的な出来事もあれば、著者の普段の生活の中で思ったこと、感じたことを取り上げている。 テレビのこと、お芝居のこと、旅行のこと、仕事のことなどありとあらゆることすべて裾野を広げると幅広いのだが、一つ一つ著者ならではの気付きや […]

正直書評。

書評家の豊崎由美氏が「TV Bros.」の「書評の帝王 帝王の書評。帝王切開金の斧」から2004年3月〜2008年9月に取り上げられたものをまとめている。当時の話題作品を評価の高い順に「金」「銀」「鉄」の斧として、ストレートにそして評者自身のスタイルで書評を行っている。ちなみに豊崎氏は「書評王の島」でも多くの書評を行っている。 書評というのは「中立」を重んじるという人が多いが、本書を読む限り書評は […]

闘う書評

本書は平成16年1月〜平成20年3月の「週刊新潮」で連載していた「闘う時評」より書評を中心にセレクトしたものである。 当ブログは書評を中心に投稿しているが、参考のために書評サイトのみならず新聞や雑誌の書評も読んでいる。今回はちょっと本格的な書評を読んでいこうと思う。 第一章「文学賞と死者の値打ち」 ここでは文芸作品の書評を行っている。当ブログでは小説の書評は行っていないため専門外であるが、小説を中 […]