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金融危機

2025年の銀行員 地域金融機関再編の向こう側

銀行はこれまで安定的な様相だったのだが、今から22年前「1997年金融危機」により北海道拓殖銀行の破綻を皮切りに山一證券や日本長期信用銀行の倒産など連鎖的なことが起こり、金融面での不安を持ってしまうようなことがあった。やがて金融ビッグバンが起こり、業界再編が行われたのだが、現時点で多かれ少なかれ変化はあれど、基本的にはあまり変わっていない状況にある。 本書は今から6年後にあたる2025年に銀行はど […]

影の銀行―もう一つの戦後日本金融史

日本経済の裏で支える銀行だが、その銀行の中には金融当局の規制や監視を受けない銀行が存在するという。その銀行は表向きの銀行と手を組み利益を拡大し、そして世界経済を揺るがすような存在にまで変貌していったという。その「影の銀行」の存在について本書では迫っている。 第一章「資本不足の時代」 著者は、大学卒業と同時に銀行に入行し、長年勤め、その後投資会社を経て、現在は年金コンサルタントとして活躍している。そ […]

金融危機にどう立ち向かうか―「失われた15年」の教訓

昨年の10月にアメリカの大手証券会社「リーマン・ブラザーズ」が破綻し、「100年に一度の恐慌」と呼ばれる代不況となった。日本では過去にもバブルが崩壊し「失われた10年」とも「失われた15年」とも言われた時代があり、その間に急激な進化を遂げた経済は衰退の一途を辿り、97年には拓銀(北海道拓殖銀行)の破綻や山一証券の倒産、2000年代には「金融ビッグバン」といわれる大規模な合併が相次いだ。私たち労働者 […]