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金融

蕎麦、食べていけ!

著者の江上剛と言えば第一勧業銀行(現:みずほ銀行)、日本振興銀行と銀行畑を歩み、その経験から金融関係、さらには経済関係、サラリーマン関係の小説を多数出している。そう考えると、本書の小説は異色中の異色と言える。 本書の舞台は高校生からの町おこしである。しかし実際に観てみると金融や経済の要素が散りばめられており、題材が異なれど、著者自身が培ってきた経験が活かされており、金融機関の役割、そして最近でも話 […]

平成金融史-バブル崩壊からアベノミクスまで

平成の時代は金融関係に大きな変化をもたらしたとされている。しかしその「変化」は経済そのものの変化に直結しているところがあり、その直結が「破綻」といった言葉が出てきた時期もあった。 その約30年にも及ぶ平成における金融の歴史について、出来事とともに取り上げている野が本書である。 第1章「危機のとばくち―バブル崩壊と大いなる先送り」 昭和末期に入ってから「バブル経済」と呼ばれるほど、危機は上向いていた […]

2025年の銀行員 地域金融機関再編の向こう側

銀行はこれまで安定的な様相だったのだが、今から22年前「1997年金融危機」により北海道拓殖銀行の破綻を皮切りに山一證券や日本長期信用銀行の倒産など連鎖的なことが起こり、金融面での不安を持ってしまうようなことがあった。やがて金融ビッグバンが起こり、業界再編が行われたのだが、現時点で多かれ少なかれ変化はあれど、基本的にはあまり変わっていない状況にある。 本書は今から6年後にあたる2025年に銀行はど […]

社会人なら知っておきたい金融リテラシー

私自身お金の勉強はすべきだと思っている。もっとも景気は回復しているにもかかわらず、実感がないような方々も多くいる。特にリーマンショック以後の景気が降下した時期にお金の勉強を始め、資産運用を行うようになった。それからアベノミクスによる景気回復をきっかけにお金を残せるようになった。 私事はそこまでにしておき、経済の流れを知る、そしてお金のことを勉強することによってお金を残すばかりでなく、お金の使い方に […]

スペース金融道

見るからに奇天烈なタイトルであるのだが、宇宙で金融を行っている人々がどのようなことを行ったのかを描いている物語である。SFの要素もあるのだが、コメディの要素が非常に強い。というのはナンセンスな物語でありつつ、なおかつ金融関係の言葉が次々と出てくる。 物々しいような言葉が出てくるのだが、悪さや怖さと行ったものがほとんどないのも不思議であるのだが、もともとSFであり、ナンセンスの要素がふんだんに盛り込 […]

レバレッジ不動産投資

サンライズパブリッシング様より献本御礼。 元々「レバレッジ」は物理における「てこの作用」として扱われ、少ない力・投資で最大級の利益を生み出すというものである。もっとも投資の世界でも「FX」でも扱われ、それ以外の世界でも投資法として書籍になっている方法もいくつかある。 本書は不動産投資であるのだが、不動産投資もまたレバレッジを行いやすいのだが、どのようにしてレバレッジを行っていくのかを伝授している。 […]

金融の基礎知識100

金融と言うと、その道のプロの専売特許かとお思いがちであるが、実際にお金を貯めている方々に対して、お金をどのように蓄えていくのか考える必要がある。そのためにも記入の基礎知識を身につけ、実際に様々な金融に手を出すことも必要になってくる。タンス貯金や普通預金ばかりにため込んでいては、お金は水槽の中に入り続け、やがては窒息してしまうからである。 だから金融商品を購入するなど、様々な形の資産にして、あなたが […]

影の銀行―もう一つの戦後日本金融史

日本経済の裏で支える銀行だが、その銀行の中には金融当局の規制や監視を受けない銀行が存在するという。その銀行は表向きの銀行と手を組み利益を拡大し、そして世界経済を揺るがすような存在にまで変貌していったという。その「影の銀行」の存在について本書では迫っている。 第一章「資本不足の時代」 著者は、大学卒業と同時に銀行に入行し、長年勤め、その後投資会社を経て、現在は年金コンサルタントとして活躍している。そ […]

金融権力―グローバル経済とリスク・ビジネス

サブプライムローン問題から1年経った。その1年経った今でも景気回復のめどは立っておらず、サブプライムローン問題の解決の糸口すら見出していない状況である。 本書はそういた問題はもとより金融に関する様々な権力について書かれている。 最近投資ブームといわれて久しい。特にそれほど年収の稼いでいない人でも株をやって儲けたという話をよく聞く。私は一切やる気はないのでそれはどうでもいい話だが、事実そういうおいし […]