ミステリー 緋い川 「赤」という漢字は、使いようによっては「紅」にも、「緋」にも、「朱」にもなる。なぜ本書はタイトルで「緋」を使ったのか、物語の仲にあるように見える。 本書はと言うと明治時代の話であり、とある山村集落において起こった事件を取り上げている。その山... 2021.07.23 ミステリー書評
ミステリー BLOOD ARM 集落における殺人事件はよくミステリー作品では出てくる。もっとも限界集落と呼ばれる中では差別と言ったこと、さらには四方を山に囲まれた街では逃げ場がない、あたかも密室のような殺人事件が起こるような作品さえある。 しかし本書はミステリー作品とは異... 2018.12.29 ミステリー書評
ミステリー テュポーンの楽園 東京の郊外にある人口わずか900人の街だった。しかし東京にある「集落」と言えるところであり、文化・慣習も異なるのかも知れない。 しかしその「異なる」と言うよりもむしろ「異常」と呼ばれるような事件が起こってしまった。それは「洗脳」と呼ばれるよ... 2018.04.19 ミステリー書評
書評 ストレンジャー・イン・パラダイス とある集落は都会と比べても「何もない」のだが、その何もない中では都会でしか味わえない「楽しさ」と「面白さ」がある。その両方を知ることのできる要素として「パラダイス」と呼ばれているのだが、本当に「パラダイス」なのか。 本書はその集落の中で再起... 2017.05.01 書評青春
国内 限界集落の真実~過疎の村は消えるか? 先月21日に、山口県周南市金峰(みたけ)という集落で5人が殺害、および民家放火をおこなった事件で同じ集落に住んでいた男が逮捕された、というニュースがあった。警察の調べでは「悪いうわさを流されて頭にきた」と供述しているのだが、本書で言う「限界... 2013.08.13 国内書評