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霊異

欺きの童霊 溝猫長屋 祠之怪

怪談というと怖いイメージがあり、これから寒くなるシーズンとしてはますます背筋が凍ってしまうような状況にもなりかねないので「季節外れ」とも言えるような話かもしれないのだが、本書で紹介される怪談は怖いというよりも「面白い」「心温まる」といったいわゆる「怪「綺」談(かいきだん・怪談と綺談を合体させ、怪談でありながら面白く織り込まれた物語)」と言えるような一冊である。 とある長屋にて亡くなった人の祠(ほこ […]

怨霊とは何か – 菅原道真・平将門・崇徳院

怨霊というとなんともおどろおどろしいようであるのだが、怨霊の中には歴史的にも有名な人物も存在しているという。その存在している人物の中にはどのような人物がいたのだろうか、そして人びとにどのような悪影響を及ぼしたのか、そのことを取り上げている。 第一章「霊魂とは何か」 「霊魂」と言うと様々なものがあるのだが、もっとも根本的なものとして魂と霊のありか、さらには霊魂は日本社会・文化において何を成してきたの […]

日本霊異記の世界 説話の森を歩く

日本文学の代表する「霊」にまつわる説話集と言えば「日本霊異記」である。その中から一寸法師など童話として取り上げられた作品もある為、「日本霊異記」という名前は知らなくても、この説話は聞いたことがあると言う人もいるだろう。 本書は「日本霊異記」の中身はどのような物であるのかというのを案内した一冊である。いわば「日本霊異記」の入門書という位置づけと言える。 第一講「小さ子とトリック・スター」 最初に紹介 […]