音楽

書評

永遠の仮眠

本書の中身に入っていく前に、本書の著者の話を行う必要がある。著者は小説家としてのデビュー作が本書であるのだが、そもそも著者自身が昨今のJ-POPや歌謡曲などのプロデューサー、さらには作詞・作曲家、音楽評論など、音楽畑で長らく活躍を行ってきた...
書評

教養として学んでおきたいクラシック音楽

すでに管理人紹介を含め、いくつもの書評でも言及したのだが、私は中学・高校と吹奏楽出身で、大学は室内管弦楽団に入り、音楽にどっぷりの毎日だった。社会人になって楽器を演奏することはなくなったのだが、それでも学生時代の名残からか、趣味程度であるが...
書評

ジャスト・ライク・ヘヴン―ヴェルノン・クロニクル2

本書はサブタイトルにもあるように「ヴェルノン・クロニクル」と呼ばれるシリーズで3部作あり、本書はその2作品目にあたる。 元々このシリーズは主人公であるヴェルノン・シュビュテックスを主人公を基軸に物語が展開されている特徴があり、ヴェルノンとそ...
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書評

ムシカ 鎮虫譜

何とも不思議なタイトルである。本書には「虫」といった要素もあれば、ラテン語やイタリア語における「音楽」を意味する「ムジカ(Música)」という意味をなしている。その2つの要素を合わせてタイトル付けているのも面白味がある。 本書の主人公は音...
書評

2010s

本書を読んでいくと、「もうそんな時代なのか」と思ってしまう。2010年代が終わり、2020年代に入ってきたのだが、こういうときだからでこそ「2010年代はどのような年だったのか?」を振り返るというものである。とはいえど、複雑な要因もあるため...
書評

クラシック音楽とアマチュア

元々私自身、中学・高校と吹奏楽を、大学ではオーケストラで演奏していた。その名残もあってか、趣味にはクラシックや吹奏楽を中心とした音楽鑑賞がある。 私事はさておき、本書で取り上げる「アマチュア」はアマチュアで活躍する演奏者のことを指している。...
書評

クモの糸でバイオリン

見るからに、ものすごくチャレンジングなタイトルである。もっともクモの糸というと、クモの巣を築いていく上での固い糸もあれば、餌を捕まえるためのねばねばとした糸などがある。大方前者の糸が該当するイメージだが、どのようにしてバイオリンを作ったのか...
書評

ミート・ザ・ジャンパーズ!

「青春」と言う言葉は若い人の特権ではなく、中年だけでなく、高齢者もまた青春にひた走る方々もいる。とはいえど青春に走るなかでも体力が必要とされることがあり、その体力について行けないようなことも往々にしてあるのかもしれない。 そこで本書である。...
書評

山本直純と小澤征爾

本書のタイトルの2人はともに斎藤秀雄に師事し、同じ指揮教室に同期で通い、そこから同じ指揮者として大成していくのかと思いきや、方や世界的な指揮者になったが、方や日本に残りテレビや映画音楽に貢献した。 その2人の関係性と相違点、そしてその人生の...
書評

タンゴと日本人

「タンゴ」はポルトガルやスペインなどの「イベリア半島」にて発祥した舞曲のリズムであるのだが、日本では主に「社交ダンス」にて取り上げられることが多い。演奏形態も異なるとは言え、多岐にわたる進化を遂げて、日本にやってきて、定着していったのだが、...
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