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高校

女子野球史

野球というと男性が行うスポーツのように見えるが、「女子野球」もあり高校野球などもある。かつては女子プロ野球リーグもあったのだが、2021年をもって活動休止となった。特に高校女子野球は決勝戦のみであるが、男子の高校野球と同じく甲子園で行われるようにもなっている。さらに言うと女子野球を題材にする作品はゲーム・漫画などでも取り上げられているほどである。 そもそも女子野球はどのような歴史を辿っていったのか […]

卒業タイムリミット

「卒業までというと「カウントダウン」であるが、本書はそういった別れの雰囲気ではなく、誘拐事件に巻き込まれ緊迫した所から物語が始まる。タイムリミットは72時間。 本書はとある高校の卒業数日前の状況を取り上げている。数日前に突然恩師の先生が誘拐され、ネット動画にて殺害予告が届けられた。しかし届けられた動画は、先生が担任に持っていたクラスの内のわずか4人だった。 なぜ4人か、と言うのが異様に引っかかるの […]

レギュラーになれないきみへ

今でこそ新型コロナウイルスの影響により部活動ができない状態が続いている所が多い。もっとも大会についても中止が相次いでおり、正常化するのはまだ先の話になる。 大会になってくるとレギュラーが選ばれるのだが、そのレギュラーになれなかった人びともいる。そのレギュラーになれなかった人はその後どのような人生を送ったのか、本書は甲子園の常連校で、なおかつレギュラーに選ばれなかった方々を取り上げている。 1.「甲 […]

四季彩のサロメまたは背徳の省察

とある高校の朗読部において、後輩から頼まれた女性の話について相談を受けたのだが、その女性は存在するはずのない女性であり、それが引き金となって事件が起こるというミステリー作品である。 女性関係の拗れと言うことはミステリー作品にてよくあるのだが、本書はミステリアスな人間関係であると同時に、実在する女性との関係もあることから官能的なタッチもある。 もっとも「サロメ」というとリヒャルト・シュトラウスによっ […]

ラストラン ランナー4

本書は高校生ランナーの青春を描くシリーズ「ランナー」の最終巻にあたる一冊である。最後の一冊であるだけに、本書の舞台は高校最後の大会である。しかしその大会までには不祥事が起こってしまい、ライバルとの対決ができなくなってしまった。 再戦を期待していたランナーが意気消沈してしまったのだが、それはライバル2人だけでなかった。それぞれの選手を支える周囲の方々の尽力や秘策によってついに再選の機会が得られるとい […]

学校図書館はカラフルな学びの場

私自身図書館が好きで、書店では見かけることができない本を見たり、読んだりすることができる良い機会である。学校図書館も例外ではないのだが、学校図書館を頻繁に使い出したのは大学生の時、それも就職活動を行ってからのことであるため、学生生活の終わりにさしかかった頃の話である。そのため学校図書館自体はあまり使っていなかった。しかし学校図書館には市民図書館や書店にはない「学び」や「気づき」を得られる本がたくさ […]

公立中高一貫校

中高一貫校というと「私立」の専売特許のイメージがあるのだが、実際には都道府県や市町村立と呼ばれる「公立」の中高一貫校も存在する。公立であるだけに学費が安く、なおかつ充実した教育を受けることができるようにもなってきた。他にも受験のみならず、社会人になってから役立つような実践的な教育まで行われるようにもなっている。そもそもなぜ公立の中高一貫校ができてきたのか、その学校ではどのような教育を行っているのか […]

昭和十七年の夏 幻の甲子園―戦時下の球児たち

今年で高校野球が始まって100年経つ。現在も夏の甲子園が開催されており、毎日白熱した試合となっている。この100年目の節目に高校野球でも監督の勇退など様々な出来事が起こっており、私自身も目が離せない。 その100年の歴史の中で大東亜戦争をはじめとした戦争など様々な出来事にさらされながら、高校(大東亜戦争前までは中等)球児たちの夢舞台だった。しかし途中日中戦争・大東亜戦争・大正米騒動が起因となり、中 […]

やり直し教養講座 高校数学、居酒屋で教えるとこうなります

「高校数学」は高校だけで学び、結局の所社会の役に立たない、と思っている方も多いことだろう。実際に私も分野によって異なるが役に立たない事だと思っていた。しかし最近では統計学が見直され、さらに確率なども認知されるようになり、高校数学が社会に役立てられるという認知もされ始めてきた。本書は数学者がわかりやすく高校数学を教えるという一冊であるが、「居酒屋で教える」と言うところがミソである。ちなみに本書は新書 […]

「教育七五三」の現場から-高校で7割・中学で5割・小学校で3割が落ちこぼれ

確か新社会人の「七五三現象」というのがある。これは中卒・高卒・大卒の三年以内の離職率のことを表している。では「教育七五三」とはいったい何なのかというと本書の副題に書いてあるとおり「高校で7割、中学で5割、小学校で3割が落ちこぼれになる」ことを表している。 PISAの学力調査でも、成績が軒並み落ち込んでおり、教育の在り方について問われているといっても過言ではない。本書はどのようにして学力低下の原因と […]