行動経済学―経済は「感情」で動いている

経済というのはほとんど「机上の空論」で述べられていることが多い。それに普通の人にとって経済「学」は非常にとっつきにくく、どのように経済が成り立っているのかという勉強が必要になってしまう。本書のサブタイトルは「経済は『感情』で動いている」と書かれているところに衝撃を受けたが、中身はやはり経済学の本であったなと。

しかし、大学の講義で行う経済学とは若干違っていることが面白かったかなと。ただ、「感情」で動いていると言いながら理論が非常に積み重なっているところを見ると本当に「感情」で動いているのかなという疑問が生じる。そこに矛盾が生じる。題名は非常に引き付けられるが、内容を見たらなんかやるせない1冊であった。