ネコを撮る

猫という生き物は実に不思議な生き物である。私が前に住んでいた小樽ではたくさん猫を見ることができたが、こういうエピソードがあった。昨年末には学校へ行く途中の空き地に猫のたまり場ができた。しかし今年の初めに見に行ったら猫は1匹もいなかった。

さらに言えば数年前の話、大学生の時に講義棟の前で寝ていたこともあった。翌日には警備室の前、さらに翌日には学生会館の前で寝ていた。しかも近づいても寝ていて、危害を加えない限りそこを動かないという特異な猫だった。

本書はこの猫を撮ったということ。ただそれだけのように思えるが、猫をこれほどまで表情を撮ったというのは驚嘆に値する。