自治体破産―再生の鍵は何か

2006年6月北海道夕張市が財政再建団体の申請を表明した。観光政策等に失敗し、多額の赤字を抱えてしまったという。そして赤字隠しも発覚しその額は数年分にもなる。しかしその赤字予備軍と言うのは全国各地にあり、特に熱海市や大阪府では財政危機宣言を宣言している。

宣言していないところでも多額の赤字を抱えており。大阪では5兆円とわれているが、北海道ではそれ以上の赤字を抱えているという。だが知事は財政危機宣言を行っていない。それは財政破綻や危機宣言を行ったら行政に対する信頼が0になってしまうのである。

当然財政の健全化と言うのは必須条件ではあるが、それ以上に財政を透明化することは、民はそれによって信頼を失う人もいれば、透明化したことにより行政に対して愛の鞭を打つ民もいる。自治体の財政がひどい状態を隠そうとする首長がいいのか、それとも大阪の橋下知事のように財政を透明化し黒字化を進めようとする首長がいいのか、それを選ぶのは我々国民の選挙である。

国のために、地方のためにだれを選ぶべきかと言うのは国民に与えられた選挙の権利の行使である。それを有効に利用しない限り「経済は一流(今は二流)・政治は二流・国民は三流」と言われ続けるだろう。

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