熱き心 寛斎の熱血語10ヵ条

本書はデザイナーでありプロデューサーでもある山本寛斎氏の半自伝作品である。なぜ「半」がつくのかというと表題を見ればわかるが著者自身の半生をもとに、熱血後10カ条が書かれているからである。

自分が人生において壁にぶつかったとき、立ち止まりそうになったとき、迷いそうになった時に1度九すると効果あり。

そして何よりも今の若者たちの貯蓄事情に一石を投じるような極意まである。事実私のような若者は貯蓄をする人が多いという。これの背景には原油高により物価の値段が上がったことに対してのインフレにより消費をできるだけ抑えようとするということからである。私たちのような若者はインフレを知らない。

だから物価の値段が一気に上がったらそれだけ困惑してしまうし、買い控えだってやってしまう。しかし値上げで一つ一つケチになっていたら、自分に対する投資までおろそかにしてしまうのではないかというのが著者の意見であるという。そう考えると著者の意見は一理ある。