DAY

2008年8月31日

反空爆の思想

「空爆は戦争終結を早め、死傷者の数を少なくする」 本書のカバー裏にこう書かれている。ちなみにこれ爆弾を投下する側の人間の論理である。簡単にいえばアメリカの論理といっても差支えない。実際この論理はそうかと考えると大空襲により多くの尊い命を失った日本にとっては間違っていると言いざるをえない。確かにこの論理からすると「死傷者は多く出るものの、それだけ国の士気を低下させ、戦争終結に持ち込ませる」という考え […]

愛国の作法

「愛国心とは何なのか」 一昨年の教育基本法の改正によって「愛国心教育」が盛り込まれたが、具体的に「愛国心」というとナショナリズム(全体主義)にもなれば「愛郷心(郷土愛)」なのか定義に揺れる。 本書はそういった愛国心を様々な観点から掘り下げられている。まず第1章においてなぜ現在「愛国」なのかと定義しているが、私がここで気になったのは「「愛」することはどんなことか」である。 著者の意見の前に鈴木邦男氏 […]