幸せに近づく コミュニケーションの処方箋

コミュニケーションを行うというのは様々であるが、大きく分かれたら「いかに上手にしゃべることができるのか」「いかに人の意見を正確に聞くことができるのか」である。私は前者はそこそこできても後者がほとんどできない。そこで本書を読んだというわけである。

本書は様々なケースでのコミュニケーションによる対処の方法と現状について説明しているが、そのケースそれぞれが非常に生々しい。しかし本書に似通ったケースであればいいがケースは同じだが対処方法が違うという時もある。

そう考えるとコミュニケーションを良くするためにはという解決方法の糸口というのはまさに針に糸を通すかのように難しい。

「最高のコミュニケーション」は全員共通であるように見えて実は一人一人その目指す先は違うのではないのだろうか。その目標のための改善方法も様々であるので万人が通用するコミュニケーション本はないのではないのかと邪推してしまう。

コミュニケーション不足といわれる人もそうであり、対処方法というの人それぞれであるので、一手にコミュニケーション能力を解消できるすべというのは自分を省みてそこから本を通して直していくというのがいいかもしれない。