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2008年10月

世界の貧困問題と居住運動

貧困問題についてもいくつか取り上げられているが、今回は少し貧困の中でも居住運動に目を向けてみる。家がないという貧困も少なくない。日本でも「ネットカフェ難民」や「マック難民」というのが取り上げられているが、それと比にならないほどである。お金もなければ働く当てもない。日本のようにネットカフェやマクドナルドのファーストフード店もない。本当に外が家であり、青空のもとで生活を過ごすという人たちである。本書は […]

グラミン銀行を知っていますか?

ノーベル賞のことで話題となっている。先日日本では、米国シカゴ大名誉教授の南部氏ら3名が物理学賞を受賞し、下村脩氏が化学賞を受賞した。また個人的に注目だった平和賞は前フィンランド大統領のマルッティ・アハティサーリ氏が受賞し、中国の人権運動家の胡佳(フー・ジア)氏は惜しくも受賞を逃した。 さてこれを述べるのかというと本書は一昨年にノーベル平和賞を受賞した「グラミン銀行」を取り上げるからである。 この「 […]

世界の貧困―1日1ドルで暮らす人びと

世界の1%が世界の全資産の半分を独占しているという。さらに言うと世界の大多数が1日1ドルで暮らす人々であるという。富裕層は貧困から見て雲の上の存在、見えない存在となっている。逆に富裕層は貧困の生活は想像できないし踏み込むことはごくわずかである。通信企業やNGOやNPOらがようやくこの窮状を伝えたときに重い腰を上げるがそれもわずかしかいない。当然貧困を救うために今日でも募金活動は続いている。本書では […]

日本史の一級史料

歴史の説やエピソードにおける意見は史料をもとにして行われる。とりわけ本書に書かれているような「一級資料」はそれについての重大な証拠となり得る。しかし本書を読んで混同してはいけないのは「一次資料」と「一級資料」は基本的に違うという所だけは釘を刺しておかなければならない。 それと本書の主張と相容れられないのがもう一つある。本書で書かれているのは安土桃山時代から江戸時代にかけてであり、それらの歴史を証明 […]

中国が笑う日本の資本主義

内容から見るにして表題は「笑う」というよりも「嗤う」と言ったほうがいいのではないのかと思った。 しかし分からないでもない。現在の日本は民主主義国家ではあるが、ある意味独裁主義国家みたいな後世になっているのは事実。「55年体制」の自民党1党独裁が38年も続き、1度政権交代が行われ、95年に自社さ政権で自民党は政権に復帰。それからもうすでに13年も経つ。その中で数多くの疑惑やスキャンダルがかけられるが […]

誰が教育を殺したか?

学校教育には今も昔も問題は隠されている。しかしここ最近はその問題が深刻化している。学級崩壊やいじめ、さらにモンスター・ペアレントなど教師の側に立ってみれば頭の痛い問題が山積している。教師の側はそれだけではなく文科省や日教組から数多くの事務処理作業を依頼してくる。それにより教師たちは忙殺され、独自の授業を行うというのが難しい状況になる。表題になる「誰が教育を殺したのか」ということを考えると生徒やその […]

生老病死の哲学

人には「生」「老」「病」「死」という4つの宿命がある。その4つにどのような哲学が込められているのか本書はそのことについて書かれている。 「生」 仏教とソクラテス、そしてローマの哲人セネカの言葉から始まる。ここでは後者の2つについて挙げる(両方ともp.3より)。 「真正に哲学する人々は死ぬことを練習している」(ソクラテス) 「哲学者の全生涯は死の思惟である」(セネカ) 宗教も哲学も最終的には「私」と […]

入門組織行動論

「組織行動論の実学」によってこの組織行動論に目覚めたといってもいいかどうかは分からないが、リーダーであるべきことや組織にいる中でどのようなふるまいを行うべきか、組織とは何なのかについて学術的にみてみたいので本書を手に取った。 本書の構成は以下の通りである。 はしがき 第1章 組織行動論への招待 第2章 モチベーション 第3章 組織コミットメント 第4章 キャリア・マネジメント 第5章 組織市民行動 […]

F1 日本GP アロンソが復活の2連勝!! ワールドチャンピオン争いは熾烈を極める!!

結果は以下の通り(GPUpdate.netより)。なおペナルティのため22:45に修正。 Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time 1 F・アロンソ ルノー 1:30:21.892 2 R・クビサ BMW + 5.283 3 K・ライコネン フェラーリ + 6.400 4 N・ピケ・ジュニア ルノー + 20.570 5 J・トゥルーリ トヨタ + 23.767 6 S・ヴェ […]

F1 日本GP ハミルトンが今季6回目のPP!! そして優勝予想

結果は以下の通り(GPUpdate.netより)。 Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time 1 L・ハミルトン マクラーレン 1:18.404 2 K・ライコネン フェラーリ 1:18.644 3 H・コヴァライネン マクラーレン 1:18.821 4 F・アロンソ ルノー 1:18.852 5 F・マッサ フェラーリ 1:18.874 6 R・クビサ BMW 1:18.9 […]